水は命のバトンです。手渡す人の誠実さが未来への鍵。
この東京の山の中に住んでいて、「水が美味しいね」と言われることがある。
私は、11年ほど前、都心から引越ししてきたばかりの頃、蛇口から出てくる水に味がありすぎると感じて、飲み込めなかった。水の中に色々な要素が多い感じがした。イメージだけで言葉を使うなら、ミトコンドリア的というか、山の木々の気配を感じたというか、そういう感じ。すごく情報が多いと感じて、その水に慣れるのに三ヶ月くらいかかった。味噌汁を作ってもちょっと変な感じがして困ったものだ。逆に、都心で飲んできた水が無機質だ