半日がかりの遺族年金手続き

2024/4/19(金)
市役所以外で手続きを行っておきたい大物が2つ残っていました。
今日は一日かけてそれを漬ぶしました。

最初の大物は遺族年金の手続き。
2つ目は相続で必要となる公正証書遺言の写しの請求。

父は、市役所の職員を定年まで勤め上げ、その後は民間会社に勤めました。
父の名誉のために書き添えておきますが、いわゆる天下りではありません。

ここまでの経緯を読んでいただいた方は既にご承知かもしれませんが、そもそもがカタブツで不器用な父でしたので、「自分が必要とされていない会社や部署になんて勤めたくもない」と公言していたようです。

なので、いわゆる天下りのお誘いもあったようなのですが、全て断わっていました。
父はいわゆる事務屋さんなですが、なぜか労使交渉(労働組合と対峙する運営側)を得意としていました。父に言わせれば「誰があんなしんどい仕事が得意なもんか。他に誰もやれへんからやってただけや。」だそうですが、私から見ると「いや、それは超適任やわ」と密かに納得していました。

父は交渉事が得意な人ではありません。むしろドが付くほど下手です。
ただ、実直が服着て歩いているような人でしたから、相手の話をとことん聞き、ウソやハッタリなしに妥協点を探るというのはいかにも得意そうです。

さて、そんなこんなで民間会社への再就職(2度)は、いずれも労使関係でもめていたところだったようで、お給料ははずんでいただいていたようですが、相当シンドかったようです。

話が年金から思いっきり脱線しましたが、父はそういう経緯があって、地方公務員としての年金(共済)と民間会社の厚生年金の両方を受け取っていました。

遺族年金は、父が亡くなった時に母が受け取れる年金で、上記の共済と厚生年金の両方が受け取れます。

それがどれくらいか?というのは巷のサイトでいくらでも調べられますので、ここでは触れませんが、おおざっぱに本人が受け取っていたものの半分程度と言われているようです。

さて、この遺族年金ですが、申請がかなり手間です。
申請しようとするとかなりいろんな書類が要ります。
 ・マイナンバーがわかるもの(通知カード、マイナンバーカードなど)
 ・年金番号がわかるもの
 ・父の死亡を確認できる戸籍謄本
 ・死亡届(死亡診断書)
 ・振込先となる預金通帳やキャッシュカード
 ・委任状
 ・私の身分証明書
しかも、どれも現物が必要です。
複写やメモでは万一間違っていた時にトラブルになるので、必ず原紙を提示することが必要なんだそうです。

今回は、必要な情報や戸籍は全て揃えたのですが、委任状がない、マイナンバーの確認できる書類がない、などで一度実家に戻り、とんぼ返りして申請を行いました。

長くなりましたので、一旦この辺で。

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