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緊急連載:会社の作り方(決算月はどう決める?)

当社は決算月を8月末としました。

一般的じゃないですよね。
8月末決算の会社ってあるんだろうかと調べると意外にあるんですね。
良品計画さん、ビックカメラさん、ファーストリテイリング(ユニクロ)さんなどが見つかりました。意外にあるもんなんですね。

さて、8月決算とした理由は極めて単純です。
いろんな事務所で気軽に相談ができる時期を狙ったのです。

税務署に限らず現代の行政担当者というのは非常に親切ですから、それを利用しない手はありません。ですが、例えば税務署は年度末の1~3月はは死ぬ程忙しいようです。
こんな時期に筆者が期待するような手厚いサポートなど期待するのは間違っています。

じゃ、じっくり相談ができそうな時期はいつなんだろうと考えてみますと、1~3月は論外、4~6月も決算作業の相談でそこそこ忙しい。11月以降は年末に向けての作業が始まっている。
となると、残っているのは7~9月です。
なので、決算前も決算後も相談ができそうということで8月末とした次第です。

ここから余談になります。
私は基本的に全ての事務作業を自前で行う予定にしています。
何よりも税理士さんなどの士業の方に支払う余裕がありません。(いばれた話じゃないな)
それに加えて、面倒な手続きをわからんなりにやってみれば、その経験は無駄にならないと思っているからです。

私のようにコンサルやセミナーをやろうという人は巾広い知識と経験が欠かせません。
知識は書籍で補うことができますが、経験はそう簡単にできるものではありません。

ですが、こういった事務作業はやろうと思えば簡単に経験できます。
しかも、どの会社でも必ずやる作業ですから、会話の共通項として使えます。経験しているだけで、お客さんとの共感を容易に得られるおトクなテーマです。

例えば、お客さんが「こないだ○○の手続きをしてね」と言ったとしましょう。皆さんならどう回答されますか?

似た経験がなければ「それは大変でしたね」くらいしか言えませんよね。

でも似たような経験があれば「それ、大変じゃないんですか?私が◎◎した時は◇◇でえらい目にあいました」などと言えます。
先方が「そうそう。こっちは△△が面倒でねぇ」などと会話が続けてくれればしめたものです。

同じでなくても似た体験があるだけで、会話の深さがまるで違います。これで「次にはこいつに相談を持ちかけよう」とでも思ってもらえれば、ラッキーですよね。

何もプロじゃないんですから、精通する必要はないのです。知ってるだけ、かじっただけで十分だと思うのです。

そんな理由で当社は8月末決算にしました。
ちなみに、決算月は定款で定義が必要ですので、最初に考えておくことをオススメします。


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