緊急連載:会社の 作り方(年金事務所に行ってみた)
最初は年金事務所。
年金事務所って知ってますか?
筆者はまともに知りませんでした。
年金事務所って、日本年金機構の事務所のことなんですね。
日本年金機構といえば、筆者の中ではどでかいセキュリティ事故を起こした団体でしかありませんでした。(視点が歪んでるww)
筆者のように会社で技術職としてサラリーマンしてると、総務の方が全てやってくれますから、縁遠い組織だったのですが、会社運営者としてはそうはいかないもののようです。
国民年金にしても、厚生年金にしても、健康保険にしても会社が報酬を支払うのであれば、必ず保険料を納付しなければなりません。こういった年金のことは年金事務所で聞くものだそうです。
とにかく一度行ってみようということで、家内といっしょに話を聞きにいきました。
9月の上旬に行ったところ、個人の相談はそれなりににぎやかでしたが、法人窓口は訪問者も少なく、ご担当者も穏やかで、じっくりと説明をいただくことができました。
一般的に法人なら必ず年金に加入しないといけない、未加入だとペナルティがある、それでも未加入の事業所が多いので、やっきになって加入させている、てな話を聞いていましたので、やや腰が引けながらの訪問でした。
ですが、結論は意外なものでした。
ウチの会社の場合、加入できない(許可されない)のだそうです。
必須なのは、会社が報酬(給料)を支払ってる場合のみとのこと。
言われてみれば当然の話で、保険料は報酬額によって上下します。そのため、報酬がゼロの場合は保険料の取りようがなく加入対象にならない=加入できない、という理屈のようです。
ちょっと話がズレますが、代表社員などの役員報酬というのは年度の最初に決めると基本的には変更不可です。
当社は現時点での売上ゼロであり、まだ筆者はサラリーマンとして給料をいただく身分でもあるため、今年度(当社は8月末決算)は役員報酬をゼロと決めました。
ということは、上述の通り報酬(給料)が0円なので、年金や健康保険には加入できないのです。
ということで、当社は今年度については年金と健康保険については未加入でOKということになりました。
ただ、未加入の法人には「なぜ加入してないのか?」という問い合わせが届く場合があるので、その場合は「報酬を支払ってないから」と突っ返せばいいよ、と教えていただきました。
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