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移り行く過程を感じたひととき
小学校へ送りに行った帰り、1人で歩く時間ができた。
朝の7時台。
この時間に1人で歩くのは、子どもが生まれる前が最後だった。
1人で歩くのは贅沢なことと感じた赤ちゃん時代。
全方位に注意と気配に気を配り、短い距離を歩くだけでも大変だった幼少時代。
とても、1人で歩くなんて想像もできなかった。
そういう時間が長いと、次第に自分には難しいと思い込んでしまう。
その難しいが次第に自分の価値と自信が無いと感じる。
多分、自分の意志で行動がしたかったんだな。
自分のために意思決定をしたかったんだな。
自分を満たしたかったんだな。
つつじの花がが枯れていき朝顔の花が芽を出してきた道を通った。
季節の移り変わりを感じられるくらい余裕がでてきた。
自分で決めた歩く道で自分を満たすことができた。
彼らはもう自分の意志で歩くんだよな。
時代の変化というたいそうな事ではないけど、私の見える範囲の移り変わり。
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