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気になる絵本・わからない絵本

絵本コーディネーター東條知美さんの講座の第4回目。
「絵本シェア会」に参加しました。

今回は、それぞれの気になる絵本を持ち寄って、みんなどうやっているのか意見交換するという内容。

気になる絵本

「気になる絵本」ってありますか?私は、パッと思い浮かばず…何も持たずに参加してしまいました。でも、たくさん用意してくださった方がいてよかった^^;

たとえば…
セリフのないページにオリジナルの言葉をつけて読んでもいいのかな?
・親的に真似して欲しくない言葉遣いの絵本ってどうしてる?
昔話の最後の展開がイマドキ(優しく)に変更されているものと変更されていないものは、どちらを読んでる?
・絵本はどうして大人にとって良いのか?
といった、質問(絵本)が出てきました。

みんなで意見交換して、勉強になったところ

たくさんたくさん印象的な箇所があったのですが、ちょこっと書くと…

・『ごぶごぶ ごぼごぼ』(福音館書店)のような大人にとって意味がわかりにくい(と感じられがちな)絵本は、高学年の子に読むとウケたりする。
普段、規則性とか合理性に囲まれている子にとって、意味のないものが楽しい時があるから。

・絵本には、HOWTO本のような具体的な解決はないけれど、心の奥の深いところにかたりかける何かを残すことがある。

・昔話の最後が優しいものに変更されているものは、本来のお話を知ったときに子どもの中でストレスがかかる子どもによくないとの判断が下されたもの。
でも、昔話は本来「生き抜くために必要な知恵や教え」を語り継いでこられたもの。改編したお話で記憶した子どもに、その昔話がもつ核の部分は伝わらない(いつか心の中で修正しなくちゃいけない)。

絵本やお話は貴重な出会いなので、本来のものを味わうほうが好ましい。
絵や言葉に残酷性があるものは、幼いうちにわざわざ絵本で与える必要はない。

つらい気持ちになったときに読む絵本

途中、それぞれのお薬絵本をうかがいました。それぞれの考えが聞けて楽しい質問^^(個人的には1週間くらい考え抜きたいお題です。)

『よるのかえりみち』・・・静かな気持ちになれる
『ちいさなあなたへ』・・・現状を客観的にみれる
『うさぎのさとうくん』・・・異世界にはいりこみたい
『ねえねえ あのね』・・・かわいくてテンションがあがった!
『せいめいのれきし』・・・最後の文章がすてき
『あさになったのでまどをあけますよ』・・・言葉と色彩に泣く

シェア会についてまとめ

絵本を作る人として、読む人のリアルな疑問や体験を聞けるのはとっても勉強になりました。自分では考えつかなかった点を考えていらしたり、さらに小学校のお話も聞くことができて、視野が広がったような気分。
でも、いろんな意見がある中で、いちばん自分が大切にしている核のようなものは何なのか持っておく必要があるなぁと思いました。

なにより、それぞれの思い入れのある絵本を知ると、絵本も相手のこともより好きになってしまう素敵な体験ができました。また色々なかたちで開催&参加したいなと思います^^ありがとうございました♪

講師:絵本コーディネーター東條知美さんTwitter↓

開催した会場は、えほんやさん↓ でした。



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