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秋の色
あたりまえに時間が過ぎていく毎日。
例年に比べ、暑くなるというニュースを横目に「暑い、暑い」と同じ言葉を繰り返し言っていた真夏。
気づけば上半期から下半期へ。
気づけば来年の準備を始めている周囲の空気を感じて焦るというか寂しさを覚えた。
秋はいつも心地がいい。
夏の暑さを忘れさせてくれるほどなのか、夏を忘れたいがためなのか。とにかくすべてが丁度いい。
午後2時の空には秋ならではのうろこ雲を確認。
うろこ雲?ひつじ雲?知らなかったけど、さば雲なんて言う言い方もあるらしい。
そしてどれも秋の雲。
早朝にはほんのり香る冬の匂い、日中の陽は暖かくて、空はいつにも増して澄んでいる。周囲の木々は、茶色や黄色、こげ茶色で暖色さが一気に秋さを増す。
ハロウィーンなんてとか思ってる隙に辺りがクリスマスモード一色になるのを見ると「あぁ今年もそろそろ終わりか」なんてことを考える。だけど考えるだけだから、これといってなんにもない。
秋になって、日が短くなると一日の終わりが早い気がして、名残惜しい。好きも寂しいも全部詰め込んだそんな秋の色々。
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