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隣の芝生は青く見える

私は自分の声がとても嫌い。まあ声以外も自分の構成する全ての部位をあまり好きではない。
自分の声を友達と撮った動画で初めて聞いた時びっくりした「自分の声きもっ」ってなった。わたし自身はだいぶ低い声で喋ってるはずなのに高くてびっくりしすぎた。

たしかに小学生の頃から「宇宙人みたい」と揶揄って私の声のモノマネをしてくるクラスの男の子がいた、小学生の頃はまだ自分がこんな気持ち悪い声をしているなんて思わなかったから、なんでこんなに言ってくるんだろこの子としか思ってなかった。今になったらまあたしかにと納得してしまう声だ。
中学生の時高校入学のための面接練習でも幽霊さんほんと甘えたさん声よねって先生に言われるし、専門学校の入学当初も先生と面談があって、その声はどうにかしたほうがいい、とまで言われた別になりたくてこの声になってるんじゃないのに、、、
極め付けは母親はあのちゃんの声がそんなに好きではないらしく、「じゃあ、私の声もそんなに好きじゃないの?似てる気がする」と聞いたことがある。「まあ、幽霊はいいのよ」と好きとは言ってくれなかった。
だからカラオケで歌いまくった後のかれかれのガスガス声がわたしの一番好きな声だ。

でも働き始めてお客さんに
「あなたほんと可愛らしい声してるわねえ孫みたい」
「ほんと癒される声をしているね幽霊さんはもしこの仕事が辞めたくなったら声優を目指すといいよ」
と言ってくださる人たちに出逢えて、今でも自分の声が嫌いなのは変わらないけど悪くないのかもしれないと思えるようになった。世の中色んな人がいて色んな思いを持ってる人がいるから一部の人たちの意見にとらわれすぎないようにしたい。でももっとすてきな声になりたいなあ声変わりしないかなあ、、。


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人は自分に持ってないものを持ってる人に惹かれる習性があるそうだ、自分より他人がよく見える心理。専ら自分に自信のないわたしは足りないものばかり見えてしまう、あの子になりたいと思ってしまう。
だからわたしは他人の声が好きなのかもしれない、女の人でも男の人でもいい声だなあとよく思う、声が好きだ(大声)

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