もうは、まだなり。まだは、もうなり。
相場の格言である。
是川銀蔵著「相場師一代」を読んで初めてこの格言を知った。
是川銀蔵とはどんな人物か。
「相場師一代」を読んでみた。
株で大儲けした人物。
だが、単に株で儲けただけの人ではない。
経営者としての一面もあり、才覚、貪欲さがずば抜けている。
若いころは単身満州へ出向き、商売をしていた。
また、徴兵されることは日本の国益を損なうと考えて、あらゆる手を尽くして、徴兵を逃れたりもしていた。
目的に向かって突き進む姿勢が半端じゃない。
やっていることがぶっ飛び