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飲食店を小中高生が仕事を体験する場所にするには何が必要か?

「慶応医学部を卒業したから、医者にならない」
でおなじみのハッティーが立ち上げた、「イーフェック」。教育と家族の在り方を見直すプロジェクトです。プロジェクトに共感した多世代のメンバーが集まっています。

今回の記事では、イーフェックのオンライン定例会の様子をチラ見せ!

テーマは、「飲食店を小中高生の仕事を体験する場所にするには、何が必要か?」。

知人の厚意で、神田の飲食店を自由に使えるというハッティー。この好機を活かすべく、様々な立場のメンバーがアイデアを出し合いました。


メンバー紹介

ハッティー:efecプロジェクトの発起人
ナンノ:バーの店長
fikitty:福祉施設職員
アニー:おじさん
ベリベリショート:高校生
とみー:教育系の会社で働いてる青年
yurie:子持ちのママ

ー「飲食店の名前をどーするか?」ー

ハッティー:BARだと未成年は入りづらいよね。

ナンノ:看板はわかりやすいのが大事。「イベント場」、「大人と子供の遊び場」とか?

ハッティー:ふむふむ。

ー飲食店の間取りは?ー

ハッティー:1階がキッチンで2階が小広間、会議室とかに使える。


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ーどういう場所にしたいのかー

ナンノ:エデン(@Eventbar_Eden)では、ボドゲバーをやってたり、将棋バーをやってる。小学生が親の同伴で17~21時に来たりします。

アニー:学童はただ集まる場所なので、機能を増やすのが良いと思います。

yurie:私が中学生の時は、職業体験が3日間ぐらいありました!そういった社会経験ができる仕掛けがあれば良いと思います。あと、予算を決めて何か売るのも面白いですよね。小中高生がただ消費するのではなくて、生産者側になるというか

ハッティー:カレー屋は出来そうだね!ノンアルコールドリンクも一緒に出しちゃうカフェ的な。

ベリベリ(高校生):未成年の集客は、難しいイメージを持たれない様にする。身近に感じるのが大事だと思います!また、小中学生→親の許可が必要だから、大人からもウケがいいのが重要なのかなって。

とみー:中高生が集まれる場所ってないよねー予備校ぐらい。あとは賢者屋(https://kenjaya.com/)という所は、学生団体が無料で使える場所として集まってたり。今はもう潰れてしまったけど、僕の知っている居酒屋で学生が経営しているところもあったよ。あとは、京大生が大学の近くで運営しているbar(https://katharsis-inc.com/)が参考になるかもね。

ー未成年がお手伝いするとは?ー

ハッティー:職業につくのは大人になってからだとしても、"職業体験"なら早すぎることはない。僕は、6歳くらいからやっていくべきだと思っているんだよね。そうすると、色々な仕事がある事が体験出来るし、自分に向いている仕事も見つかりやすくなると思う。

とみー:うんうん。ちなみに、「未来食堂」という神田の飲食店が「まかない」というシステムを導入している。50分働いたら、1食分無料になる(https://style.nikkei.com/article/DGXMZO44528700Y9A500C1000000/)。

ハッティー:それいいですね!!小中学生にカレー作りを1時間位手伝ってもらって、「まかない」としてカレーとジュースが無料みたいな。労働基準法(*1)的には、OKだと思う。そもそも「働くとは何か?」という事だよね。

ナンノ:エデンのおごチケットも同じ感じですね。これは、チケットを誰にでもプレゼント出来て、受け取った人は飲食が無料になる。

ハッティー:ほうほう。皿洗いとかをやってもらって、物々交換はアリだと思うのよね。子供食堂の手伝ってもらうバージョン。ご飯を作る能力も得られるし。

とみー:モンハンのギルドみたいな感じで、一緒に仕事を作れたら良いよね。SランクからFランクまで、お手伝いのレベルの幅があったら面白いかも。笑

アニー:仕事を一方的に頼むのではなく、大人と子供でやり合うのが理想ですね。

ベリベリショート:高校生はバイト禁止だから、「お金じゃない何か」というのは斬新です。

ハッティー:外国人技能研修の様に、労働力の搾取にならない様に気をつけなきゃ。ただ、重要なので繰り返して言うけど、小さい頃から働いて社会と接点を持つことは必要。それをしないのが、逆に搾取だと思う。働くって、誰かの役に立つって事だから。

fikitty:そうですね。「社会の誰かに必要とされている」事って大事。皿洗いでも感謝される事があるのでは?

yurie:受験教科だけじゃない学びが必要ですね。

ー「部活動」はコンセプトの一つに近いー
ハッティー:いきなり子供に職業体験をして貰うというよりかは、「18歳以下の子と社会人が部活動を通して交流する」ってのがイメージに近い。わかるかな。笑 何かやりたい部活動(プロジェクト)とかありますか?

とみー:コロナで暇だったので、フレンチを作ってた。「料理部」は良いかも。プログラミングとかも一人じゃ出来ないし。寿司の握り方も色々ある。反転だけで、4種類あるらしい。
※反転:寿司の握り方のこと

ハッティー:多いね。笑(寿司職人はefecメンバーにヌルッと在籍してたな…)

yurie:うどんとか打ってみたい。

とみー:面白そう。ご飯を作るって居場所感があるよね。

yurie:夏は「かき氷部」とか良いかも!自家製シロップ(梅とかレモン)を作ったり、インスタで流行ってる。「着氷まで30分」って言うらしい。笑
※着氷まで30分:あと30分でかき氷に到着する、の意。

ハッティー:自由研究を皆でやるのも面白そう。

とみー:そういえば、コロナの影響で中高生のインターハイやコンクールが無くなったらしくて。AO入試の履歴書で書く事が皆無くなったそう。この場所は、ネタ作りの場所として機能したら面白い。

アニー:ライブ演奏とかjazz即興も出来たら、お洒落ですね。

ハッティー:リコーダー部を作りますか。笑

まとめ
・東京の神田で小中高生・大学生・社会人が交流する飲食店を開く
・小中高生と大人が部活動(カレー・かき氷作り)を通して交流する。そこから、仕事を体験する・仕事を作っていく事を18歳以下の子に体験して貰う
・お手伝いと飲食の物々交換は斬新


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参考文献
*1 労働基準法では、原則として「児童」(15歳に達した日以後の最初の3月31日までの者)を労働者として使用してはならないと規定しています。(労働基準法第56条)
https://jsite.mhlw.go.jp/fukuoka-roudoukyoku/var/rev0/0113/4343/tebiki27_05-06.pdf


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