【泊まれる複合施設をつくる③】みんなと一緒ならなんとかなると思って移住しました。#ANSHINDO
こんにちは!EFC inc.の蝦夷丸です!
みんなでつくるANSHINDOプロジェクトを始めるに至ったストーリーを、赤裸々に綴っていくこのマガジン。
前回のまでの記事はこちら。
今回は「1人目のダンサー」志水に誘われてEFCのメンバーが上川町に移住したお話です。
みんなで行けば楽しくなるだろう
2018年に志水が層雲峡ホステルをオープンしました。
その年の秋、志水に誘ってもらい、層雲峡の紅葉谷で初開催された「紅葉谷奇跡のイルミネート」というイベントにキヌバリコーヒーとして出店しました。
このイベント出店で3日間層雲峡ホステルに滞在していたのですが、その時に志水から紹介されたのが「カミカワークプロジェクト」でした。
カミカワークプロジェクトは、上川町の地方創生のプロジェクトで、当時は4つのプロデューサー(地域おこし協力隊)を募集していました。
2014年から札幌を拠点に任意団体として活動してきたEFCには、当時は8名のコアメンバーがて、そのうち自分と妻のいっくさんを含む4人がこのカミカワークプロデューサーに応募しようということになり、いずれコーヒー屋として実店舗を開業したいなと思っていたこともあったので、「じゃあ俺はフードプロデューサーで応募するわ!」と軽いノリで宣言しました。
すると、いっくさんが「じゃあ私はクラフトプロデューサーにしようかな」と言い出し、残りの二人もそれぞれアウトドアプロデューサーとコミュニティプロデューサーで応募することに。
みんなで移住して一緒に働けるなら、自分のコーヒー屋さんの準備と合わせてEFCの法人化もできるかもしれないし、何より自然の近くで暮らせるのめっちゃ楽しそう。
そんな考えで、軽い気持ちで応募することにしました。
ビジョンを描き、移住
地域おこし協力隊の応募時に、卒業後を見越した事業計画の提出が必須でした。
応募を決めたのが10月中旬で、応募の締め切りが10月末だったので、大急ぎで上川町のことを調べて総合計画を読み込んだり、自分がやってきたこと、できること、やりたいことの棚卸しをして、上川町としてのビジョンに沿うような形で自分が実現したいことを書いた資料を作り、応募しました。
そして無事にEFCのメンバー4名とも採用していただき、上川町へ移住することになりました。
このとき作成した資料を改めて見てみると、移住してから実際にやってきた、EFCの法人化やポルトのような交流スペース、キヌバリコーヒーの実店舗オープンなど、思い描いていたビジョンが少しずつ実現できているのがわかります。
そして、今もこの時に描いたビジョンを実現するために、今自分たちにできる
ことを実践しています。
移住後もEFCの活動はゆるゆる継続
札幌を拠点に活動していた頃と比べると上川町に移住してからのEFCの活動はかなり少なくなりました。
そもそもメンバーの拠点がバラバラで、移住でさらに距離も離れてしまったということもあるし、年齢も重ねて仕事も忙しくなってきたりで、集まってイベントを企画したりということも少なくなっていきました。
それでも解散せず、辞めずに細々とできる時にできるメンバーで活動を続けているうちに、層雲峡オートキャンプ場でのイベントや、東京のアパレルブランドの商品撮影のお手伝いなど、お仕事として依頼してもらう機会が少しずつ増えていきました。
さらに、地域おこし協力隊としての活動や、EFCとしての細々とした活動を続けていくうちに、上川町に友達も増えて、活動を応援してくれる方々も増えてきたり、イベントなど一緒に活動してくれる方も現れるようになってきました。
町を歩けばすれ違うまちの人たちと「こんにちは!」と挨拶をかわすようになり、少しずつ町に馴染めてきているのが嬉しかったです。
移住して協力隊としての活動も3年目に差し掛かろうとしていた頃、卒業後もこの町に残り、出会った人たちと一緒にこれからも楽しく暮らしていくためにはどうすれば良いか、自分たちができることは何かを考えるようになりました。
そして2021年6月にEFCは株式会社 Earth Friends Campとして法人化することになるのですが、このお話はまた次回以降に詳しく書きます。
でもまさか、あの頃はビルを買うなんて思っても見なかったなぁ…
一緒に上川町のまちづくりをしていただける事業者様を募集しています!
ANSHINDOプロジェクトはただ廃ビルをリノベーションして複合施設をつくるだけではありません。
移住者や新規開業でお店も増え始め、さらにインバウンド需要も回復してきて、海外からの旅行者も増え始めている上川町。
暮らしに近い中心市街地に新たな観光の拠点となる複合施設としてANSHINDOを整備することで、上川町全体の魅力を底上げすることに加え、各店舗や町内で動き始めている様々なプロジェクトと掛け合わせながら、中心市街地の活性化や、層雲峡温泉街への誘客にも繋げ、持続可能な観光のまちとしてさらに進化することを目指しています。
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