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6月刊書影

連休、ヘッダーのイラストは描きませんでした。
連休あっという間だな……今年はというと、6月刊のゲラをもそもそやっておりました。
2024062『あの夏の日が消えたとしても』 オレンジ文庫(少年少女の恋と青春と成長と)
20240626 『烏羽色のふたりシリーズ1 滅びのカラス』 PHP研究所(児童書ヤングアダルト・トリップ冒険ファンタジー)
のそのそとお知らせしていくので、よろしくお願いいたします。

ということで、今日のお知らせ。
20240626 『烏羽色のふたりシリーズ1 滅びのカラス』 PHP研究所
書影解禁されました。

めちゃくちゃかっこよくないですかどうですかどうですか。
急行2号さんがすっごく素敵なイラストを描いてくださり、デザイナーさんがまたすっごくかっこいいデザインにしてくださいました。かっこいい!
表紙はもちろん目次ページもかっこいいですし、急行2号さんの挿絵もあります。
ひゃあひゃあしました。うひょう。

明日はいい日になる、世界は素敵だ。――そんなの、嘘だ。
中学一年生の少女が迷い込んだのは、異種族とひとが共存する、残酷な世界。

【あらすじ】
学校からの帰り道で川に落ちたことをきっかけに、人間とは異なる見た目の“じゃない者”と、いわゆる人間“ひと”が共存する不思議な世界に迷い込んだ、中学1年生の冥(めい)。真っ黒な制服姿で突然現れた冥は「言い伝えにある、この国を滅ぼすカラスだ」と考えられ、この国の王族たちから命を狙われる身になってしまう。一緒に川に流されたはずの双子の弟・涅(くり)の行方を探すべく、冥はこの世界で出会った“じゃない者”たちや、奴隷の少年の助けを借りて世界を旅することになるが……。

【目次】
0:それは、終わりのはじまり
1:冥と涅、カラスと蒼衣
2:カラスと奴隷と水の者
3:カラスと〝ひと〟と〝じゃない者〟
4:カラスとメイと、これから
0:おわりはもう、はじまっている

https://www.amazon.co.jp/dp/4569881777/

こんな感じのお話です。
書き上がった後、ゲラをしながら「このお話を昔のわたしに届けたいな」とふと思ったのが思い出。あの頃、素敵な能力のある主人公たちが活躍する漫画をモリモリ読んでいたけれど、(めっちゃ運動神経がいいとか、お金持ちとか、今で言うチート能力とか、魔法が使えるとか、モテるとか)そうじゃない平凡なひとでも、むしろなんかめちゃくちゃ大変な状況でも、なんとか前に進める力があるんだと、そういう物語もどこかで欲していた気がする。
主人公のメイは、言い伝えこそすごいけれどなんの能力もない、ただ正義感だけで、それもなんのためにもならないことを理解しながら、双子の弟を探しにいく、というお話です。
ちょっとダーク寄りかもなあと思いつつも、楽しく描きました。
楽しんでもらえますように、手に取ってもらえますように。どうかメイを、みんなを、そしてシリーズのその後も、見守ってもらえますようにと祈るばかりです。
なにとぞ…!!!


オレンジ文庫の新刊は、公式さんの発表後にのそのそお知らせします。
こちらも素敵な表紙です〜うきうき。
あと新刊とかではない別のお知らせもあるので、それもまたお知らせできるタイミングが来れば。

あとあと最後に。
PHP研究所の世界シリーズ三作目、『世界は「」を秘めている』も重版しましたありがとうございます!5刷になりました!!!!シリーズ三作ともたくさんの方に手にしていただけていること、とても幸せです。
この調子でファンタジーも頑張ってくれ…!(切望

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