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秋なのか冬なのか

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秋と冬の境目をなんとなく考えている。というか、11月ってこんなものだったのだろうかというのがここ数年の疑問。だからなんだということではなく、どうだったっけな、と。
元々私は奈良県民。つまり盆地民。真冬はそれはもう寒くて寒くて仕方がなかった、と記憶しているのだけれどここ数年、さほど寒くないような気がするのはどういうことだ。いや、まあ寒いけどね。こたつが欲しくなるし、足先が冷たいし、お布団からは出たくなくなるんだけどね。

ただそんなことを思いつつも、昔の私のほうが俄然薄着だったな、とも思う。不思議現象。
私は昔から勝手にマイブームを作って遊んでいたので、小学生のころはなぜか体育のときは半袖半ズボン!というよく見る田舎の子みたいなことをしていた。ちなみに私服では普通に長袖着る。意味が分からない。寒そう、なにしてんの、と言われてケラケラ笑うのが好きだったような気がする。
大人になってあれは「私はみんなとは違うのよ自慢」だったのかなと考えたりもするのだけれど、大人だからそう思うのかわからないけれど、

なにそれ自慢になるの? 誰も羨ましがらないし別に羨ましがられてもだからなんだって感じじゃないですか? 自慢とは?

と思ったりする。
まあ実際当時の私がなにを考えてそんなことをしていたのかは大人になった私にはさっぱりわからないのだけれど、まあ、今の私と根っこが変わっていない、と仮定するならば「寒さにどこまで耐えれるかゲーム」にひとりではまっていたんじゃないかと思われる。
自慢であろうとゲームであろうと意味が分からないのは変わらない。

そんなしょうもないことを思い出すと、次々と黒歴史の封印が解けてしまうもので、なぜか誰よりも早く学校に着くことにはまっていたり(一緒に行く友だちがいなかったわけでもないのだけれど、行っている時期もあったのだけれど、なぜかひとりでそんなことをしていた。早く着いてなにしていたのかは覚えていない)、手の甲に水のりを塗りたくってそれを乾かして剥がすということにもはまっていたり(ぴりぴりと皮をめくる感じが楽しかった)、目をつむって歩いて目を開けたらワープ!というのにもはまっていたり(最終的に溝におちて家の塀に激突して顔面擦り傷だらけになった)。

ろくなことしてない。

話が大分それてしまったけれど、つまり、今より寒いのに今より薄着だった時代の話。小学校のころの半袖半ズボン(体育のみ)もなのだけれど、高校のときは三年間一度もコートを着ないですごしていた。
ただこれはマイブームではなく、通っていた女子校の八割くらいみんなそうしていた。なんせ学校指定のコートがそりゃもうびっくりするほどダサかったからという単純明快な理由で。ちなみに、このダサい制服は夏服も同じで、夏は半袖に一年中紺色カーディガンを羽織っていた。おしゃれは戦いだ。(冬の制服だけはめちゃくちゃかわいい)

今思うとなにしてんたんだとしか思えないんだけれど。

タイツの話にまったく行き着かず、結局自分の昔がなんだかなというお話になってしまった。
にしても、11月ってこんなに薄着で過ごせたっけな。さすがに朝夜はちょっと冷えますけれども。なんにせよ、こういう日々が一番体調を崩しやすいので、とりあえずよく寝てよく食べてよく引きこもるのが一番なのではないかなと思う。体重計にさえ乗らなければ何の問題もない。

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