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08 夫婦の会話って、意外と足りていないのかもしれない

結婚して26年目。
子どもたちがそれぞれ一人暮らしを始め、現在、夫と2人暮らし。
休日は、たいてい一緒に喫茶店へ行って、コーヒーを飲んでいる。
「夫婦仲が良いね~」とよく言われるし、実際に仲は良いほうなんじゃないかと思っている。

ただ一緒に出掛けることは多くても、果たして「よく話をしているか」と聞かれると微妙だ。
喫茶店では、それぞれの好みの雑誌を読んでいるし、移動中の車内もお互いに黙っていることの方が多い。
逆に、相手を気にせず自分の世界に入ることができるので、沈黙に心地良さすら感じていた。

昨夜、夫と食事中に深い意味もなく
「最近、仕事どうなの?」
と聞いてみた。
すると、堰を切ったかのように夫が語り始めた。

・コロナの影響が業務にも出始めていること
・毎月1回の社内面談の際に、毎回、上司から言われる内容
・今後、今の会社でどのようなポジションで仕事をしたらいいか、迷っていること etc.

・・・どれも初めて耳にする内容ばかりで、ちょっとビックリした。
(夫の会社で月一回、社内面談があるなんて、全然知らなかった。)

共働きだった我が家では、夫も私も、とにかく時間が無くてヘトヘトで、
帰宅後は必要最小限の家事を済ませると、お互いにバタンキューと寝てしまっていたので、会話が無いことが普通になってしまっていた。
(もしくは、話したとしても、ちゃんと聞いていなかったケースもあったのではないか、と思う(;^_^A)

昨夜は思いがけず、夫の話を聴けたことで、私が知らなかった夫が今やってみたいと思っていることを知ることができた。
そして私も、今、頭に浮かんでいる「やってみたいと思っていること」を夫に話すことができた。(そういえば話してなかった。)
それ以外にも、お互いに相手に対して心配に思っていることなども話せ、小さな誤解があったこともわかり、その誤解を解くことができた。
ひょんなことから始まった夕食時の対話は最終的に、
「年はとってきたけど、お互いに頑張ろうっ!」と励ましあって終わった。

夫婦の会話って、意外と足りていないかも⁈と思った出来事であった。
長年連れ添ってきた夫婦だし、仲も悪くないのだから、わかりあえているつもりでいたけれど、意外にそうではないのかもしれない。


(画像について)
お借りした画像ですが、画像を見て、とても温かい気持ちになったので使わせていただきました。クリエイターさん、ありがとうございます。

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