マガジンのカバー画像

朝ドラ俳句

36
俳句を始めたが、吟行にも行けなくて、朝ドラを見ていたら句が浮かんだ。
運営しているクリエイター

2024年3月の記事一覧

俳句 ブギウギ 三月

四月来る楽し買物籐の籠 春眠や慣れぬ仕事の後悔が これ観よと魚氷に上る唄ふ声 目を覚まし桜がさねの舞台袖 鼻つまみ人参は口へと向かふ 風薫る滑る縁側馬ごっこ GHQ蠟國鳴くも旅行許可 吾子一人庇に届け紙風船 秋を待つ普通の母の決める道 吾子と歌夏の別れの風呂上り 角の立つ丸き卓袱台終わる夏 吾子の声耳から逃げて秋の空 丸ケーキは六分の一忽草 秋初め初めての家文初め 秋されや帰国前夜の星条旗 母帰国吾子の頬触る今朝の秋 板チョコや秋のアメリカ大きくて 闘病の父と娘と瀬戸の