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Discordのボイスチャンネル録音ソフト

Discordのボイスチャットを録音するWindowsアプリケーションを作りました。このアプリでは、それぞれのユーザー毎に音声の録音が可能ですので、
Discordを用いた動画編集用の音源用、インタビュー録音などに適しています。



使い方

ダウンロード

githubまたはBoothからダウンロードできます。

https://github.com/eeharumt/cotodori/releases

準備

セットアップに5~15分程度時間を要します。

このアプリケーションはDiscordのBotを操作することで録音を実現しています。そのため、Discord Botを作成しトークンを入力する必要があります。
既にBotを持っている場合は、2.Botの設定が正しいか確認してください。

1. Botの作成

下記のDiscordのデベロッパーポータルで作成を行います。
アクセスするとDiscordでのログインを求められますので、認証してログインしてください。

ログインできたら右上にある「New Application」ボタンを押してください。

ボタンを押すとアプリケーション名の入力と利用規約とポリシーへの同意を求められますので、ボットの名前を入力して「Create」をボタンを押します。(ここで入力した名前が直接ボット名になるわけではありません)

左にあるメニュー(なければ横三本線のアイコンで出てくるメニュー)からBotを選んでください。
ボットの設定画面になりますので、わかりやすいように「ICON」と「USERNAME」を変更して置くと良いでしょう。

2. ボットの設定

ボットの設定として下記を設定します。

  • 「PUBLIC BOT」をオフ(任意)

  • 「SERVER MEMBERS INTENT」をオン(必須)

  • 「MESSAGE CONTENT INTENT」をオン(必須)

設定を変更するとブラウザ下に設定を保存するポップアップが出てきますので完了したら「Save Changes」をクリックし設定保存してください。

3. トークンの取得

設定が終わったらトークン文字列を取得するため初めてBotを作成している場合は「Reset Token」ボタンを押してください。
確認のポップアップで「Yes, do it!」を押してください。

Bot リセットトークン
リセットトークン確認

リセットが完了するとボットトークンが表示されますので、「Copy」ボタンを押して文字列をコピーしてください。
この文字列はアプリケーションで入力しますので、あとから入力できるように保管しておいてください。
また、ボットトークンは他人に知られるとBotが乗っ取られる可能性が高いため誰にも教えないでください。

アプリケーションの起動と設定

起動

アプリケーションが起動すると下記の画面が表示されます。
アプリケーション起動時に「WindowsによってPCが保護されました」とでる場合がありますが、詳細を確認し実行を押すとアプリケーションが起動されます。

Cotodori メイン画面
Microsoft Defender SmartScreen

設定

アプリケーションへのトークン登録
右上の歯車アイコンをクリックすると、設定画面が表示されます。
「録音用 ボットトークン」にボットのトークンを入力してください。

設定画面

Botのサーバーへの招待
トークン入力後に「Botを招待」のボタンを押すと、ブラウザが立ち上がりDiscordBotを自身の管理権限のサーバーへ招待できるページが開きます。
使いたいサーバーを選択してBotを参加させてください。
既に、使用しているBotを流用する使う場合は、メッセージの送信、ボイスチャンネルへの接続、ボイスチャンネルでの発言を権限をBotに与えてください。

サーバ招待画面
権限承認画面

録音の保存先の設定

録音ファイルの保存先を「フォルダの選択」をクリックして、選択してください。指定しない場合はユーザのMusicフォルダの下に録音データが保存されます。

設定の保存
保存ボタンを押すと反映されます。
(アプリケーションの.exeファイルと同じ場所にある「settings.json」ファイルが書き換えられます。)

録音のやり方

設定が完了していることを確認し、「録音シーケンスを開始」をクリックしてください。

Botが正しく設定されていると次のサーバーとボイスチャンネルを選択する画面になるのでそれぞれ選択して録音を開始を押すと録音が開始されます。

録音を終了すると、日付フォルダが作成され、その中に録音データが発話したユーザ毎にWAVで出力されます。

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