【あらすじで読むアークナイツ】メインストーリー2章「相思相殺」③
狂人号を読み終わり、気がついたらアニメも三話まで終わり。
昔は週アニメって毎週待ち遠しかったのに、今は進むのが速いとすら感じてしまう。尺の都合はありますが、丁寧にアニメ化してくれていてとてもありがたい気持ちです。
さて、前回はミーシャがロドスの理念を理解し、アーミヤたちを信じるようになったところまででした。
ロドスは無事に、守るべき鉱石病患者である彼女を保護できるのでしょうか?
龍門近衛局との合流
ロドス一行はようやく、ミーシャを連れて近衛局との合流地点に到着しました。フランカとリスカムに周辺の警戒を任せ、アーミヤはミーシャと共にチェンと対面します。
またも予定時刻に遅れたことに対し、チェンは「不要なリスクを増やす」と注意します。しかし今回も何度かレユニオンの襲撃を受けていたため、アーミヤはそれを説明します。この地点すらも安全とは言い切れない、と。
チェンは、アーミヤの連れてきた少女が「ミーシャ」であることを確認すると、彼女を部下である近衛局隊員に任せました。
ミーシャは不安げですが、アーミヤは彼女を元気づけます。加えてチェンに対しても、彼女の病状が良くないことを伝え、必ず安全を保障してもらうように言いました。
そして、龍門で起きている事件が解決したら、ミーシャがロドスで生活できるようにしてほしいということも。
チェンはそれを受け入れ、ウェイ長官に申請しておくことを約束します。ただし彼女の検査を行い、問題がなければ、という条件付きで。
別れ際、ミーシャはアーミヤに対し、自分の代わりにスラムの子供たちを守ってほしいと頼みます。
アーミヤは承諾し、彼女もまたミーシャにひとつ頼み事をしました。
場面にそぐわず、素朴すぎる「お願い」にミーシャは笑い声をあげ、彼女もまたそれを承諾しました。「お人形さん」は2章冒頭で、彼女がスラムの子どもを元気づけるために渡したもののことでしょう。
ここは、アーミヤの少女らしい場面の一つです。
ロドスには少年少女と呼べる年頃のオペレーターも何人かいますが、彼女は企業の責任者ですので、完全に対等に接するのは難しいはずです。
そういったことを思うと、ミーシャのような「同年代の友人」となれそうな存在は、とても貴重なのかもしれません。
板挟みのロドス、レユニオンの追撃
ミーシャを近衛局に引き渡した一行は、とりあえず一息と言ったところでしょうか。テキサスやフランカ、リスカムはロドスを取り巻く組織の事情について話します。龍門はロドスに冷たく、逆にレユニオンは執拗に追ってくる。尚も襲いくるレユニオン、そして動きにくい街の構造に、フランカは辟易しています。
アーミヤは、なぜ彼らがそこまでミーシャを気にかけているのか考えているようです。また、彼女の身柄を確保したいという点は龍門も同じ。アーミヤの推測では、彼女が何らかの機密情報を持っていて、それが龍門の安全を揺るがすようなものなのではないかと。
ロドスは現状、なんの情報もないままミーシャを巡る争いに参加しています。加えて彼らの動きは龍門との今後に影響するものであり、その微妙な状況にフランカはまた愚痴をこぼしました。
ともあれ目標の護送は一旦達成されたため、ペンギン急便の二人は一行の側を離れるようです。
とはいえ彼女らはアーミヤに依頼され、偵察として龍門市内に潜伏するレユニオンの状況調査を引き受けました。
視点は移り、レユニオンのリーダーであるタルラと、幹部であるクラウンスレイヤーが話しています。彼女らはこれから本格的に龍門を襲撃するつもりのようで、クラウンスレイヤーは冷静に尋ねます。龍門を落とすことによるメリットは大きいが、当然そのリスクも高い。その上で龍門に執着するのはなぜなのか。
タルラは少し呼吸を空けつつ、答えました。
そして、こう続けます。
やたらと意味深なこの台詞。代償を払わせるべき「奴」とは誰なのか? 彼女自身に問いかけるような口調は、本当は誰のものなのか?
謎を残しつつも、再び視点はアーミヤたちに戻ります。
ペンギン急便の二人と別れた彼女らは、なおもレユニオンの追手と戦っています。レユニオン側はミーシャがロドスの手を離れたかどうか認識できておらず、アーミヤはそれを承知で彼らを引きつける方針を採りました。
一行は屋上で応戦しながら、レユニオンの数が増えてきていることに気づきます。先ほどクラウンスレイヤーとタルラが話していたように、襲撃計画は順調に進められているようです。
アーミヤは彼らの中に再び、レユニオン幹部であるスカルシュレッダーの姿を見つけます。相対している集団は彼が指揮しているようで、彼は「あいつ」、つまりミーシャの所在をアーミヤに尋ねました。
小声でフランカに作戦指示を伝えつつ、アーミヤは「あなたには関係ないはず」と質問を突っぱねます。
スカルシュレッダーはその返答に怒りを覚えた様子で、部下たちに攻撃指示を出しました。
チェンとミーシャ
ロドス一行がどうにか撤退ルートを探す一方、近衛局——チェンとミーシャは、今のところは何事もなく移動できているようです。
ミーシャはチェンに対し、スラムにいる感染者の子どもを守ってあげてほしい、と頼みました。
チェンはいつもの冷静な調子で答えます。感染者は龍門の市民ではないが、龍門の一部であることは確かだと。検疫所では感染者に厳しくしていた彼女にも、彼女なりの信念があるようです。
はっきり認めてはいませんが、2章①でスラムの子どもが窮地に陥った際「龍のお姉ちゃん」に助けを求めていましたが、それがチェンだということでしょう。
チェンは外見から種族を予想しづらいですが、プレイアブルキャラとして実装されているため、プロファイルに「龍」と明記されています。
彼女は自他ともに厳しく、これまでの物語においても冷たい印象を受けますが、少なくとも近衛局警視として実直な人物であることがわかります。
さておき、ミーシャがチェンに感謝を伝えると、チェンは少し間を置いて、近衛局がミーシャを保護した理由について知っているかと聞きます。
ミーシャ自身もやはりそれは明確に把握していないようですが、思い当たることはある様子。
彼女は、父親の存在が関係しているのではないかと言い、チェンもその答えをあっさりと認めました。
どうやら龍門側もすべてを知っているわけではなさそうですが、ミーシャをレユニオンに渡すわけにいかない理由としては十分でしょう。
二人がそんな話をしている間にも、レユニオンの魔の手は迫っていました。影に潜みつつ彼女らを発見したのは、1章終盤で現れたWです。
彼女は「面白い筋書きを用意した」と呟き、また何か恐ろしいことを始めようとしていました。
スカルシュレッダーとの戦い
ロドス一行は、なおもスカルシュレッダーの部隊と交戦を続けています。スカルシュレッダーは部下を指揮しつつ自分は潜伏し、ロドス側の体力が切れるのを待つ作戦を採っていました。
レユニオン構成員と刃を交えながら、医療オペレーターに負傷者の移送を任せるフランカ。
彼女がアーミヤに状況を尋ねると、リスカムと同行しており、スカルシュレッダーと遭遇したところだと答えます。
そして一行は、撤退ルートを探していたつもりが、行き止まりへ誘導されていたことに気づきました。
時すでに遅し、真っ向から武力で対抗するしかありません。リスカムは、近衛局に目をつけられようとも強行突破すべきだと、重装部隊に指示を出しました。
一行と対峙したスカルシュレッダーは、アーミヤに対し怒りを露わにします。
斯くしてロドス部隊は彼らに抗戦し、傷ついたスカルシュレッダーは部下のレユニオン構成員に心配されながら、ある報告を受けます。
彼が言うには、「Wからターゲットを確保済みと連絡があった」と。「奇襲がうまくいった」とも言っており、先ほどのチェンとミーシャの場面のあと、やはり彼女らが襲撃されてしまったということを示しています。
スカルシュレッダーはそれを聞き、部下にタルラへ信号を送ること、そして撤退を指示しました。
レユニオンが退いていく様子を見て、ロドス一行は自分たちが足止めされていて、彼らの本当の目的は近衛局であることに思い至ります。
元はこちらが陽動しているつもりでした、が、相手の方が上手だったようです。
視点は、まさに襲撃を受けているチェンへ。
彼女は援軍が来ない理由を部下に尋ねますが、主力部隊は「たった一人のレユニオン」に足止めされているようだ、と部下は答えました。
龍門近衛局の主力部隊を一人で相手できるほどの人物といえば、プレイヤーが彼らの実力を知らずとも、その正体は明らかでしょう。
チェンは果たして、彼女と何らかの関係があるのでしょうか? ここではまだ、何も明かされてはいません。
気になるところで2章は終わりです。
狙われたミーシャの行方や如何に。アニメOPの彼女の笑顔が脳裏に蘇ります……。
しぐれ子でした。ではまた!
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