見出し画像

【あらすじで読むアークナイツ】メインストーリー2章「相思相殺」②

次は早めにと言うと遅くなるので、もう何も言わないことにします。そもそも自分のペースでやると言っているのにね。
10章面白かったです。何よりMiseryさんがカッコよすぎた……ヘドリーは髪を切ってくれ。ロドスに来たらスージーちゃんに切ってもらうように。

ともかく少し時間が空いてしまいましたが2章のつづきです。
今回は③までいきます。


スラム街からの脱出


前回は、アーミヤたちロドス一行がミーシャを保護したところまででした。アーミヤはチェンに無線で連絡を取り、ミーシャを連れてスラム街を離脱して、近衛局と合流するよう指示を受けます。
一行は近衛局があまり情報をくれないことに多少不満を感じつつ、ロドスからしても事情を知りすぎるのは良くないだろうと、近衛局側の考えも慮っています。

彼女らは複雑な想いを飲み込み、ミーシャを合流地点へ護送するため、ロドスと縁のある団体を頼ることにしました。
その名はペンギン急便。主に龍門市街で郵便物の配達を行っている、謎の多い運送会社です。
ここで登場するエクシア、後ほど登場するテキサスほか、構成員の多くがプレイアブルキャラとして実装されています。

人によっては彼女の名前は、ガンダムでお馴染みかも。

一行の前に現れたエクシアは陽気なサンクタ(天使族)の女性で、フランカは彼女の場所を選ばない底抜けな陽気さに辟易しているようです。
露骨に嫌そうな反応をするフランカをリスカムがたしなめ、ペンギン急便のおかげで龍門の感染者関係の情報を容易に入手することができた、と彼女らを評価します。

エクシアはリスカムの評価に礼を言うと、さっそく護送ルートの提案をします。彼女は明るく語りますが、状況は良くありません。
というのも、レユニオンがすでに龍門市内に潜伏しているため、安全に脱出できるルートがないからです。

しかしペンギン急便、もといエクシアは彼らの動向を把握しており、「一番マシ」なルートを提案してくれました。
その上でまず対処しなければならないのは、今いる場所にレユニオンの部隊が向かってきているということ。

アーミヤはそれを聞くと、冷静にフランカやリスカムに作戦指示を伝えます。彼女らもすぐにその指示を了承し、ドクターの指揮のもと、戦闘――そしてミーシャの護送は開始されました。

そんな中、渦中のミーシャはアーミヤに行き先を尋ねました。アーミヤは正直に、彼女を近衛局の保護下に置くため合流地点へ向かうのだと答えます。

ミーシャは龍門に暮らす感染者であり、近衛局が感染者をどのように扱うかはよく知っています。
一度は信じたアーミヤに不信感を露わにしますが、アーミヤは力強く説得しました。

ロドスは元々、龍門にいる感染者の一部を近衛局に保護してもらうよう要求するつもりでした。ミーシャを追っていた者らのような危険から守るため、彼女を保護したいのだとアーミヤは言います。
加えて彼女は、「時間が取れたら改めて話をする」と伝えました。ミーシャは黙して、完全に納得した様子ではないものの、その説得を受け入れたようです。


新たなレユニオン幹部、スカルシュレッダー


これから向かうルートを偵察するため、一行から離れたエクシアの代わりに、同じくペンギン急便の一員であるテキサスが合流します。
彼女はそこへ来る途中にも何人かのレユニオン構成員と交戦しており、さらに多くの後続部隊が向かってきていると言います。

アーミヤはそれを聞いて、彼らレユニオンの目標もまたミーシャの確保であろうと推測しました。ロドスにはその情報はありませんが、レユニオン、そして龍門には何か彼女を求める理由があるようです。

何も知らないロドスは板挟みの状況ですが、フランカはその事情はチェンに聞けばいい、と結論づけます。テキサスを先導としてその場を出発しようとする一行に、またもレユニオンの集団が襲い掛かろうとします。

アーミヤは、集団の中に幹部らしき人物を見つけました。レユニオン構成員は彼を「スカルシュレッダー」と呼んでいます。彼らの目的であるミーシャを守るように号令をかけるアーミヤ。

……見つけた……
ようやく……この日が来たんだ。
ずっと、お前を探していた。
2−5戦闘前:スカルシュレッダー

スカルシュレッダーは、ミーシャの存在に何か、作戦目的以上のものを感じている様子です。ミーシャもまた「彼」に気づいているのか、二人の間にしばし異様な空気が流れました。

左がミーシャ、右の影がスカルシュレッダー。

斯くしてレユニオンとロドスは交戦し、ロドスはなんとか敵の追撃から逃れます。

ミーシャは少し放心した様子で、アーミヤにレユニオンという組織について訊き、どうして感染者同士で争うのかと独り言を呟きました。
彼らを”逃がした”スカルシュレッダーは、部下のレユニオン構成員に言いました。先ほどの発言と同じように、「ずっとこの日が来るのを待っていたんだ」と。

視点はロドス一行に戻ります。
ペンギン急便のテキサス、そしてエクシアの示した撤退ルートの次フェーズは、現在彼女らのいる地点より「上へ行く」ことでした。
上に行けば包囲されるだけではないか―――フランカは不信感を露わにし、アーミヤもさすがに困惑していますが、エクシアは彼女らを急かします。同じく訝しがるリスカムに、テキサスは冷静に答えました。

目的地に着きさえするのなら、どんな道でも通ってみせる。……それが、我々ペンギン急便のやり方なんだ。
まあ、ひとまず一度試してみてくれ。きっと気に入ってもらえるはずだ。
2-5戦闘後:テキサス

階段を登り、上へと向かう一行。
テキサスは黙して語らないドクターに視線を向けます。

ところで、お前。
Dr.[プレイヤーの名前]だろう?
……見たところ、階段を登るのは苦手らしいな。
2-5戦闘後:テキサス

ドクターについて、多くの登場人物より「体力がない」というような表現は随所に出てきます。また、テラ世界に住む人の多くは、我々のいる現代の人間よりも平均的に運動能力が高いと思われる描写が多く登場します。
つまるところ、ドクターというのは……まあ、ただの運動不足な内勤職の人かもしれませんね。


ミーシャの事情


階段を登りきり、テキサスが扉を蹴り飛ばし、一行は建物の屋上へ到達しました。
そして先行しているエクシアが示したのは、別の建物へ飛び移ること。

天才的なアイデアじゃない!? こんなの絶対予想外でしょ!
2-6戦闘前:エクシア

エクシアは陽気に語りますが、そこに現れるレユニオン構成員。どうやら彼らも同じような「アイデア」を持っていたようで、アーミヤは彼らの装備を見て冷静に分析します。
彼らは背中に「ジェットパック」を背負い、文字通り飛行して、近くのビルから飛び移ってきたようです。

つまりはコイツ。急にコミカルな絵面になるかも。

そんな状況にも一行は慌てることなく対処し、レユニオン空挺兵たちを撃退しました。先行していた地点から合流したエクシアは、到着が遅れたため戦闘に参加できなかったことを残念がります。

再び落ち着きを取り戻した一行。
アーミヤはミーシャの顔色が悪いことに気づき、体調を気遣いましたが、ミーシャは「なんでもない」と気丈に答えました。

頷いたアーミヤは、彼女が龍門に来るまでのことを尋ねます。ミーシャは素直に答えました。彼女は以前チェルノボーグで暮らしており、「街に怖い人たちがやってきた」ため、一週間ほど前に龍門へ逃れたと話します。
「怖い人たち」はもちろんレユニオンのことで、1章までのチェルノボーグ襲撃事件の前に、彼らから逃げるため都市を離れたのでしょう。

鉱石病にいつ感染したかはわからない、と彼女は語ります。そして、脚に「これ」――源石結晶が生えてきたのはここ数日のことだ、と。

そう言うとミーシャは突然苦しみ始め、アーミヤは咄嗟に医療班を呼びました。
彼女の様子を疑問がるエクシアに、アーミヤは動揺しつつ答えます。

恐らく、鉱石病発作の前兆だと思います……!
たったの一週間で、ここまで状態が悪化するなんて……
2-7戦闘前:アーミヤ

それを聞いたリスカムは、ミーシャと同じ感染者である相棒フランカに病状について尋ねますが、彼女はいつもの調子で茶化しました。当然リスカムは怒り、そのやり取りは仕事以上の関係を思わせます。

ともあれ鉱石病にも急性と慢性のものがあり、ミーシャが非常に危険な状態にあることは確かです。この場では応急処置しかできず、このままでは命に関わるとも言うアーミヤは、この件の収拾がついたら彼女をロドスに引き渡してもらうよう龍門側に表明する、と宣言しました。

うーん……
でも、それじゃこの子は……もうじき爆発しちゃいそうってこと?
2-7戦闘前:エクシア

鉱石病の患者が力尽き、事切れると、その遺体は源石の粉塵爆発を起こします。その様子はR6Sコラボイベント「OPERATION ORIGINIUM DUST(オペレーション オリジニウムダスト)」のストーリーで実際に描かれましたが、エクシアはそれについて言及しています。
当然デリカシーのない発言としてテキサスに注意されましたが、エクシアの出身であるラテラーノ共和国のことを思うと、こうした発言も文化的には仕方ない部分なのかもしれません。
だからと言って、彼女もそれなりに龍門で暮らしていますし、注意された通り言い方には気を付けた方が良いですけれどね。


龍門のレユニオン


ミーシャの護送を続けるロドス一行は道中で、スラム住民の感染者とレユニオン構成員の「揉めごと」を目撃します。
フランカとリスカムは小声でその争いに介入するか相談し、それを聞くアーミヤは力強く言いました。

では、やってみましょう。
できる限り、感染者の助けになることも、ロドスの責務の一つですから。
2-7戦闘前:アーミヤ

そうして一行はスラムの感染者を助け、その感染者はアーミヤに礼を言います。
この周辺は危険だから離れていてくれ、と言うアーミヤに、感染者は悲壮な様子で答えます。レユニオンたちが家を滅茶苦茶にしてしまい、行く当てもないのだと。

アーミヤは悲しげに謝罪しますが、感染者は、謝ることはないと言いました。
良い人なのがさらに悲壮感を増しています。

エクシアやテキサス、フランカたちは龍門のレユニオンについて分析します。感染者救済組織であるレユニオンが感染者を攻撃しているのは奇妙だ。しかしそれが組織の真意であるかは不明で、元々龍門にいた感染者の一部が組織に加わったために、今のような状況になっているのではないかと。

非感染者かつロドス側であるエクシアは、なぜロドスではなくレユニオンを信じてしまうのか不思議に思います。フランカは冷静にその理由、ロドスとレユニオンの違いについて考えを述べました。

多分レユニオンは、非現実的な夢を持たせてでも、感染者たちを引き入れてるんでしょうね。
多くの感染者は、そうした幻想を思い描くことさえ忘れてしまっているから、効果はてきめん……ってわけ。
実際、わらにもすがる思いで、見せられた夢に飛びついてしまう人は多くいるはずよ。
だけどその一方で、ロドスは都合のいい嘘をついたりしない。
となると、幻想にすがりたいほど追い詰められた人たちが、お世辞も言えない馬鹿正直なウサギちゃんを信じてくれるかっていうと……なかなかそうはいかないのが現実よね。
2-7戦闘後:フランカ

感染者の「夢」については、時折言及されることがあります。基本的に迫害され、社会から放逐される側である感染者には、将来を考えることすら困難な人も少なくありません。
そしてロドスは決して嘘をつかず、ただ事実のみを口にします。可能かどうかはわからないが夢を持たせてくれる人と、夢はないが確かなことだけを伝えてくれる人のどちらを信じるか、という話です。

その中でミーシャは苦しみながらも意識を取り戻し、その話を聞いていたのか、「それでも、ロドスを信じる」と言いました。

あの人たちの、目的は……よく、わからないけど……
……私は、あなたたちに……ついてくよ。
一緒に、行こう……
アーミヤ。
2-7戦闘後:ミーシャ

一呼吸おき、アーミヤは肯定します。そして礼を言うと、ミーシャもまた彼女に礼を告げました。
そして一行は、近衛局との合流地点へ急ぐのでした。


アニメはどうやら3章までで8話構成のようですが、チェルノボーグ事件を3話、ミーシャの件を5話みたいな感じになるのでしょうか? 改めて見直すと、2章3章もしっかり長さがあるなぁと思いました。どうまとめてくれるのかしら。
しかしもう来週放送なのか~。動いて喋るAceさんやレユニオン陣営が楽しみです。

しぐれ子でした。ではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?