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「外泊」と「外食」

「外泊が好きだ」と話すとほとんどの人は「え? 」となる。

わたしの外泊は外の家やホテルではない。ホテルは嫌いではないが、いちばん好きな外泊はキャンプだ。なんならキャンプインストラクターの免許を持っているくらい好きだ。

特に好きな外泊先は東村(ひがしそん)だ。そこでキャンプをすると年中リュウキュウコノハズクの声が聞ける。大好きな鳴き声である。


「外食が好きだ」というと「贅沢な人だな」と思うかもしれない。

わたしの外食はレストランや寿司屋ではない。寿司は大好きだが、いちばん好きなのはキャンプで食べる食事だ。なんならカップラーメンでも缶詰でもとにかく外の自然の中で食べるものは格別である。

特に好きな外食先はやはり東村なのである。そこでは運が良かったら東村の友達が伊勢海老などの海の幸やパインなどの果物を持ってきてくれる。それも間違いなく食べ切れないくらいの量を持ってきてくれるのである。

しばらく「外泊」と「外食」をしていないので体と頭と心がそれを求めている。全身で求めているのである。それは確実だ。

なぜなら昨年末にキャンプ用のジムニーを買ってしまったからである。禁断症状まで出ている。なぜなら書店でキャンプの本ばかり手に取るからだ。先日などは焚き火のことだかしか書いていない本を買った。

行こうキャンプへ。オンシーズンは冬だと思う。リュウキュウコノハズクの鳴き声を聴きながらの贅沢な「外泊」へ。美味しい空気を吸いながらの気持ちの良い「外食」へ。

東村のなかま(人、自然、動物すべて)たちへ。もうすぐ逢いに行きます。


おわり

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