20200220紅型

社会への還元

昨日にメディアにリリースした記事が本日地元2紙に掲載された。今日はイベントが予定されている施設の担当者との打ち合わせで、まだ公表はできないが別の社会還元型の企画についてお話をしたらスムーズに受け入れてもらった。そして前向きに期待以上のお返事をいただいた。


その2つの話には共通点がある。いずれの企画も収益のすべてを地域文化支援金や福祉支援として社会にお返しする内容になっていることだ。

思えば気が付いたら昨年のはじめから同様の企画をいくつか立ち上げている。法的にもギリギリのところを攻めていって企画を立ち上げたのだが、世の中に少しでもお役に立てたいという思いを暑苦しい熱意で説明して実現した。

今「いかに社会に貢献できるか、収益をどのような形で社会お返ししているのか」という企業の姿勢をみんなが見ている。企業の哲学を理解し気に入ったときにはじめて商品やサービスを利用してみたいと思う。そういう人が増えているのではないか。

そう仮定すると、提案した社会還元型の企画が受け入れられ、お話した相手の方から想像を超えた良いリアクションを得られたということは、やはり世の中がそれを求めてきているからだ。と、思う。

「まず収益を上げてからそういうことは言え(やれ)」という意見もある。「ゆとりがないのに他人のことや社会のことは考えられない」という意見もあるだろう。

それでも、「まず他者への利益を優先して考える」という勇気のある企業のあり方が今求められていると感じるのだ。「利益」とは「お金を儲ける」という「お金」の意味だけではない。「りえき」は「ひとの役に立つこと」という意味もあり、「りやく」なら「世のため、人のためになるよい行い」という意味にもなる。

例えば、来店したお客さまに優しく声かけをする心遣いやお客さまに相談されたことを解決できる方法を一緒になって考える。そういうことがお客さまにとっての利益になるのだ。「まず他者への利益を優先して考える」という企業の哲学のようなものが文化として社員に浸透したとき、その企業は世の中から受け入れられるブランドになると考えるのはわたしだけだろうか。

おわり



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