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モテたいと思うあなたへ

モテたいってずっと思ってた。中学とか高校で周りのみんながそれなりに恋愛経験してる中、特にそんなこともなく日常が過ぎていくだけの私はそう思っていた。

昔は見ている世界があまりにも狭かったから、自分の見ているものが全てだと思っていた。世界はこう回っているんだと思っていた。でも成人して更に色々な人と関わることになった今思うのは、そんなことないんだなと。自分の見ていたものがいかに世界の一部でしかなかったと、思い知らされることになった。

本当は焦ってたんだ、彼氏ができないこと。なんで他の子は彼氏できてるのに私はできないの?と。私ってモテないんだなって思った。このまま彼氏いない歴=年齢がずっと続くんだなって思ってた。

でも気づいたんだよね、たくさんの人から好かれるから魅力的なんだとか、そんなこと全然ない。告白されたことあるから勝ち組とか、そういうこと全然ない。

今だから言えるけど、別に当時みんなに彼氏いたわけじゃない。そういう人達が目立ってて、それがマジョリティだと思っていたけど、実際のとこ、それって一握りだったんだな、と。

それなりに大人になった今、未だに彼氏できたことないという人に何人も出会う。世の中そういうもんだろう。だから今学生で恋人がいなくて焦っている人がいたら、その気持ちは一旦忘れてほしい。心から、焦らなくていいよ、と声をかけてあげたい。

ダラダラ語ってしまったけど、
昔の自分が憧れていた「モテる」ってこと、今思うのは、そんなに憧れるようなことじゃないな、と。誰かから好かれるってすごくありがたい。誰かが私の魅力に気づいてくれるってすごくありがたい。

でも、たくさんの人から好意を向けられたところで何になるんだろうって。そりゃ自己肯定感は上がるだろうし、承認欲求も満たされる。と同時に、誰かを傷つけてしまっているんじゃないだろうか、と私は思う。だって結局全員を選ぶことはできないのだから。

残酷だなあ、私はみんなに幸せになってもらいたいよ。

結論なにが言いたいかって、「モテる」ということは、自分が誰かを傷つけることのトリガーになるかもしれない、ということをしっかり心得ておくべきだということ。モテているということに悦に入るのではなく、1人の異性から好かれることこそが幸せで心身ともに満たされるんだよと、自分に釘を刺したい。

『モテたいと思うあなたへ』なんて大それたタイトルつけて、自分語りでした。

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