ピクミンはすごい

私はひとつのゲームにハマるということがあまりないのです。

モンハンもスプラもあくまでゲーム性を楽しんでいるだけであって、裏設定などはそこまで気にならないタイプなのですが、ピクミンだけはそれらとはレベルが違います。
その魅力を皆さんに伝えたいという訳でもなく、ただピクミンの凄さを自分が再認識するためだけにこの記事を書いています。



まず、設定の緻密さ、リアルさがやばいぐらい天元突破しています。
みんな、何となく見過ごしちゃってるけどめちゃくちゃ凄いんだから。

たとえばこいつ↓

チャッピー

ピクミンの敵と言えばこれだという人も多いのでは?ゲームを始めて最初の方に出会う敵です。
序盤の敵なのに普通にバクバクピクミンを食ってきやがる、畜生です。

そしてこれの全く同じ柄で小さい版のコチャッピーというのもいます。

コチャッピー(何故か透過されている)

このセットは見たことある人が多いのではないでしょうか。


ここでみなさんに質問なのですが…
この2種、親子だと思ってませんか?
多分ほとんどの人が親子だと思っていますよね?
もしくはピクミンを知らない人でも、この説明を聞いたら普通親子だと思いますよね?

実は違うのです。


チャッピーはめちゃくちゃ好戦的なので、自分と同じ種だと認識できない生物は全て食べてしまうのです。
そこで、戦闘力が劣る小生物がチャッピーに食べられない術として、チャッピーの体の柄を真似るという手段をとっているだけで、つまり種としては全く関係のない生物なのです。
ちなみに、ゲーム内の学者の中でも長年この2種は親子として考えられてきたようで、近年になってようやく仲間ではないと判明したことが図鑑を読むと分かります。


では、本当のチャッピーの子どもは?と思ったそこのあなた。
あなたはピクミンを今すぐ始めた方がいいです。こんな記事を読んでいないでさっさとピクミン4を買いに行きなさい。

実は、本当の子どもも登場します。
それがこれです。↓

チャッピーの子ども

そう、成長前は赤地に白い斑点の模様がないのです!!!
そしてチャッピーは斑点がないと同族と理解出来ず食べてしまうので……もうお分かりですよね?

そして、この本当のチャッピーの子どもには、「コチャッピーモドキ」という学名がついています。
本来の子どもでは無いコチャッピーが先に「コチャッピー」と名付けられてしまい、コチャッピーモドキは逆にモドキだと考えられていたため、名付けが逆転してしまったのです!!!!
しかも本当の子どもは食べちゃうのに、コチャッピーとは半径1mぐらいの近さで寝ちゃう!!!!!!なんて皮肉なんだ


敵の設定ひとつとっても、めちゃくちゃ面白くないですか?
しかも、めちゃくちゃ"ありそう"じゃないですか?
この不思議な生物なんだけど、ありそうな設定が最高に面白い。
もし自分がこの世界にいたらたしかにこう考えるかもしれない……の応酬がすごい。
ピクミンに出てくる原生生物は山ほどいるので、この面白さを永遠に味わうことが出来ます。


ゲームが苦手な人でも、こういった生物の仕組みが好きな人や、設定厨の皆様は楽しめると思うので、是非遊んでみてくださいね。

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