22.04.20の記録「薬について。未来の私へ」

今日からタイトルもつけていくことにした。午前中、日課の掃除を終えてからずっと取り組みたかった薬の整理をした。手術で甲状腺を取ってから毎日薬を飲む生活をしていて、これが一生続く。甲状腺は元気をつくる器官(ざっくり)で、それが無くなったので元気をつくることができない。それはさながらアンパンマンの顔が濡れたときのようで、乾くのを待つでも自分で新しい顔をはめるでもなく、ジャムおじさんが投げるパンを待つしかない。そういうイメージを持って薬を飲んでいる。薬は横に2つ並んでいるものが6行ある板になっていて、毎日それからパチっと取り出し、朝は5種類飲んでいる。これまではずっと、板から取り出して横並び2つが空いたらその行だけパキッと割って捨てる、だったのだけれど、そうするとズボラの私は横並び2つ空いても捨てなかったり、2、3個空いてる板があるにも関わらず新しい板から薬を出したりと、薬を入れてる箱の中は散々な様子になっていた。そこで今日、一念発起して、全ての薬をパキッと(あるいはハサミでチョキチョキと)切り落とし、1つずつに分けた。これでこれからは1つパチっと出せば捨てるだけである。実に画期的。これを習慣とす。死ぬまで飲み続ける薬だからこそ、これから先の私たちは、今日の私は感謝すべきである。まずは次に薬を貰いに行く私へ、絶対に貰った当日に同じような作業をするように。

茨城県水戸市内で活動する演劇ユニットこれっきりに所属し演劇をしています。