22.05.07の記録「chill out」

久しぶりに日立へ旦那と観劇に行った。昼前に水戸を出て、道中海に寄った。サーファーや磯遊びや散歩で海水浴場は賑わっていた。海浜が一望できる丘に登り、海を見ながらああだこうだ話す時間があって、chill outだった。chill outは動詞なのかしら。その後久しぶりのお店でご飯を食べて、夜は観劇した。以下ネタバレ含む考察と創作に関するメモ。
信仰の話。神の存在を信じなくなった、信仰がなくなった人々の話だったのだけれど、神を信じる心だけ変化することはあるのだろうか。というか心は、自分の外側の変化に応じて変わっていくものではないだろうか。ざっくりと昔風な服装で、農業が主産業の集落にて、技術革新以外で信仰がなくなることがあるのだろうか、という点を考えた(全然、描かれてない、物語の前提の話だけれど)。信仰がなくなることは、例えば、技術が発展して自然に頼ることがなくなることや、新しい拠り所が発生し信じていたものの必要がなくなり風化していくことではないだろうか。何もしてくれない、という点だけで、技術の発達がない時代の農業を生業とする人々の信仰が無くなるイメージがない。天気予報がない時代は良い天気が続くだけで神様にお礼を言うだろう。縋るものがあるはずでは。なので、何かしらインパクトのある、信仰から離れるタイミングがあったように思える。あの人たちには何があったのだろうか。かつ、信仰がない人々は、人柱を求めないと思う。神様の為の人柱だから。ある神だけ信じて、ある神だけ信じないということはないと思う。
物語に直接関係しない部分でもあったりするけれど、そういう世界観の作り込みって、深み奥ゆき作品の豊さに絡まっていくなぁと、改めて実感した。特に実家が百姓だから感じた違和だと思う。最近の朝ドラもそうだけれど、イメージだけで描くことなく、元になる世界のディティールを細かく読み解くこと、心にしっかり留めておきたい。難しいのだけれども。

茨城県水戸市内で活動する演劇ユニットこれっきりに所属し演劇をしています。