22.06.01の記録「犬王と猫」

犬王を観た。未来の自分にお金を借りて観に行った。監督はテンポが合わなかったのだけれど、脚本の方がとても好きで観に行った。好きなところと引っ掛からなかったところと、マーブルになった作品だった。前半シーンの表現、盲目の主人公が捉える世界、音、温度の情報が美しかった。午前中に観て午後、家で勉強をしようとしていたら(してはいない)、外から仔猫の声が流れてきた。私は仔猫の声がしたら、拾いに行くつもりで探しに出るので、その習慣のまま外に出た。すると前の道路下の住居の塀に残された仔猫、そして塀の下の庭に母猫と他の仔猫がいた。上の仔猫が母猫にニャーニャーと鳴き、母猫もそれに応えてニャーニャーと鳴き、野良猫問題を全く無視するととんでもなく微笑ましい気持ちになった。笑顔。無事に仔猫が下へと降りられたのを見届けると、母猫が私の存在に気づいて無言で見つめてきたので、退散した。犬と猫の日。


茨城県水戸市内で活動する演劇ユニットこれっきりに所属し演劇をしています。