👀私の視点[ボストンで見つけた知の厚みへの憧れ]

きっかけはボストンの図書館

先月、私はボストンで古い私設図書館に訪れました。

アメリカ国旗が立っているところが入り口
Boston Athenaeum

ボストン・アセネアム(ボストン図書館)といいます。これはメンバー制の私設図書館ですが、ビジターも見学ができます(有料)。

重厚なチョコレートのような扉を抜けて、受付で入館料を払い、荷物を預けると、こんな空間に入れます。

この部屋はギャラリーとしても機能

このギャラリーでは、13世紀のイタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの展示をしていました。今年はちょうどダンテの没後700周年だそうです。

ダンテといえば『神曲』(La Divina Commedia)が代表作です。ここでは200年以上前から集めているヨーロッパやアメリカの『神曲』関連の印刷物が展示されていました。

1544年もの

日本の古典と比べてしまうとまだ”若い”ですが、「守りたいものを未来永劫守る」的な執念を感じます。

正会員のみに許されたさらに奥の空間

知識と文化を守る「秘密結社」感がそこはかとない図書館でした。

「知の厚み」への憧れ的なもの

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