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子どもプログラミング教室 ビジュアルプログラミングに力を入れすぎ問題

子どもプログラミング教室って、「スクラッチ」や「マインクラフト」のようなビジュアルプログラミングをメインでやっているところが多いですよね。

私はその傾向をあんまり良くないんじゃないかな~って気がしています。
以前こんなツイートをしました。

以前お世話になった子どもプログラミング教室では、最初に「スクラッチ」を学んでから、テキストプログラミングへというカリキュラムでした。
そこで目にしたのは、テキストプログラミングに移行する生徒の中に、これまでのゲーム作りなどとのギャップを感じて意欲が減退してしまう子が多く見受けられたということです。
その教室はビジュアルプログラミングをメインとしていないにも関わらずです。

そのことからも、ビジュアルプログラミングに慣れすぎると次のステップに進みにくくなってしまうと危惧しているわけです。

たとえるなら、これまでニンテンドーSwitchでゲームしてたのに、PCエンジンでゲームしろと言われるようなものでしょう。(ちょっとちがうかも…)

PCエンジン


もちろん子どもたちは文字を地道に打ち込むプログラミングより、キャラクターが動いて音が鳴るゲームを直感的にパッと作れるプログラミングの方が喜びますしやりたがります。しかし教室に来てもらえればいいというわけではないはずです。

前の記事(どの種類のプログラミングを子どもが学ぶべきか 我が教室の方針)でも言ったように、ビジュアルプログラミングは「プログラミング学習のはじめの一歩」でなければならないと思うのです。
本来、プログラミング的思考やITスキル・知識・活用力や問題解決力などは、地道で忍耐力を持った学習で培われます。
なんとなく「自作ゲームが作れて楽しかった!」「プログラミング的思考が身についた!(たぶん!)」で終わってしまわないように、学び続けられる学習経験を提供することが最も大切だと思います。


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