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子どもプログラミング教室で「Chat-GPT」を使うメリット(4選)デメリット(3選)

こんにちは!
子どもプログラミング教室エドグラの大村です。

エドグラでは、調べ学習にチャットジーピーティークロードなどのAIを活用することを推奨しています。

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これからの時代、AIの活用は生きる力として必須となってゆきます。

生徒の中には、元々すでに使っている子もいれば、全く使ったことのない子もいます。
保護者様の中にも、是非Chat-GPTを使いこなせるようになってほしいと考えている方もいらっしゃいます。

AI活用の「メリット」はやはり多いのですが、一方で使う際に気をつけないと「デメリット」になることもあると個人的には考えました。


今回は、私の教室の授業で使用する中で考えたChat-GPTを調べ学習に使うことのメリット(4選)」と「デメリット(3選)」の2点を説明していきます。


1.子どもプログラミング教室でChat-GPTを使う「メリット(①~④)」

①AIの活用に慣れる

冒頭でも述べたようにこれからの創造社会であるSocity5.0において、AIの活用は生きる力として必須となってゆきます。

より効率的で創造的な仕事が世界で当たり前になる時代において、Chat-GPTをはじめとするAI技術を子どものうちから抵抗なく使うことに慣れておくことは将来的に大きなアドバンテージとなるでしょう。


②素早く情報収集と問題解決を行う力が身に付く

これまで分からないことを調べるときは、グーグル検索などで検索ワードを変えながら繰り返し調査する必要があり、それはとても時間がかかりました。

しかしChat-GPTでは、検索ワードにこだわらなくても対話的にほぼ教えてほしかった内容が素早く表示されます。

Chat-GPTを使いこなすことで、これまでとは比にならないほど素早く情報収集と問題解決を行うことが可能になります。


③何が分からないか整理する力が身に付く

Chat-GPTを使う上で、対話的に質問できることが大きな魅力ですが、一方で、何をどのように質問すればよいかを考えなくてはいけません。

子ども達は「どのようにきくべきだろう…」と悩みながら質問を文章にしていきます。
そこで講師側が「こういうふうにきくのがベストだよ!」
と口をはさむのはよくないです。

ベストな答えが返ってくるまでじっくり考える過程を通して、自分が分からないところを整理し、質問にまで落とし込める力を育むことができると思っています。


④自己解決することで自信がつく

個人的にはこれが最も大きな「メリット」だと考えています。
一度の検索ですぐに目的の情報をみつけられることもあれば、
あれこれ時間をかけて調べたのに分かりやすい情報が出てこず、解決に至らないこともありがちです。
それでも忍耐強く調べ、読みにくい記事や専門用語の多い解説などから必要な情報を得ることもあるとは思います。

しかし、AIを活用すれば必要な情報に絞って分かりやすい対話的な文章で表示してくれます。
スピードも速いので、自己解決の回数も増えていきます。

苦労して必要な情報を得たり問題を解決することも素晴らしいですが、せっかくテクノロジーが活用できるならばどんどん便利のために活用し、自分で多くの問題解決を行えるようになることで自己重用感を育めればと思います。


2.子どもプログラミング教室でChat-GPTを使う「デメリット(①~③)」

①自分で説明や方法を考えずに使う

これは子どものプログラミング学習で、講師が最も気を付けるべきことだと思います。


例えば授業の課題で以下のようなものに取り組むとき、使い方に気を付けないといけません。

【例1】ここで○○が使われている理由を説明しよう
→Chat-GPTで直接「○○が使われている理由は?」と聞けば客観的に正解な答えを表示してくれます。
生徒はこれを音読すれば課題に正解したことになりますが、実際本人は「○○が使われている理由」を理解しないまま学習を進めるばかりか、自分なりに考える機会も失うことになります。

【例2】1~100まで○○文を使って表示させるプログラミングコードを作ろう
→Chat-GPTで直接「1~100まで○○文を使って表示させるプログラミングコードを作って」と聞けば答えのコードを表示してくれます。
生徒はこれを提出すれば課題を正解したことになります。
将来的にはコーディングの労力削減などのためにそういった使い方が良い場面もありますが、学習途中の子どもが自分で方法を考えたりコードの意味を理解したりせずにこのような使い方をしてしまうと全く学ぶ意味が無くなってしまいます


子どもがChat-GPTを学習負荷を下げるため使うことの無いように、講師はきちんとサポートする責任があります。


②まだ学んでいない内容が含まれ混乱してしまう

Chat-GPTは、質問者へ完全に配慮した答えを返してくれません。

まだ学んだことの無いワードや概念などを知っている前提で答えを返してくることも多いです。
教科書的には必要がないように構成しているのに、元の質問の答えを理解するために、そこに出てきた知らない内容をさらに調べてのループになるなど、子どもが本筋から脱線してしまう可能性もあります。

そんなときは、今必要な情報のためにその内容は必要かな?このきき方の方がいいかも?など、講師が上手く支援できるのが良いと考えます。


③情報の根拠が分からない

現在Chat-GPTは、どこのページを参照したかなど答えの根拠を提示してくれません。
つまり、返ってきた答えが間違いなく正しいかが見ただけで判断できません。
本来なら、GitHubや公式ページなどで大元の情報を取ってくるのが良いことですが、子ども達は当然そこまで気にせず活用します。

実際、そのまま情報根拠を気にせず使うのが当たり前となってしまうのは良くありません。

これに関しては、決して急がなくてよいと思うので、調べ学習に慣れてきた段階で改めて伝えていくのが良いと思います。
情報ソースを確かめながら調べる重要性を共有し、少しずつ意識していけるようにできればと思います。


さいごに

AIの活用は今後必須になってゆくので、子どもの時から使う力をつけていくのが良いと思う一方で、使い方による「デメリット」についても考え、適切に学習を提供していくべきだと思っています。

子どもプログラミング教室エドグラでは、ホンモノのプログラミング学習(テキストプログラミング)を軸としています。
同様に、Chat-GPTをはじめ、実際にPCで使われているソフトやツールなどを活用する機会を多く持つようにしており、より具体的な「生きる力」を育むことを目指しているのが教室の特徴です。

まずはホームページから無料体験にお申込みいただき、一緒にプログラミングを学びましょう!


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