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不思議な体験のはなし

私が体験した不思議な出来事を思い出しながら書いていこうと思う。

幽体離脱?

小学生の頃、体調を崩して休んだことがあった。おそらく1、2年生くらいだったように思う。
私がその休んだ日、夢を見た。私はいつもの席に座っていて、クラスメイトのスピーチを聞いていた。日本では月の陰影をうさぎと捉えるが、国によりその捉え方は様々で、ライオンや女性にも見えるらしい…というような新聞記事を取り上げたスピーチだった。スピーチをしているのはKちゃん。私はおもしろいなあと思って聞いていたが、朝9時頃に目が覚めて、なあんだ、夢か!と気にもとめなかった。

次の日登校すると、教室の後ろに見覚えのある新聞記事があった。
その頃、新聞記事を切り抜いて、その記事に関してスピーチする宿題があった。終わったものは教室の後ろのファイルに入れておくのだが、そこにあった新聞記事は、昨日夢で見た新聞記事と全く同じだったのだ。

本当に驚いたが、偶然かもしれないし…と思いつつ、隣の席の子に「昨日スピーチしたのって誰?」と聞いてみた。すると、「Kちゃんだよ!」と元気よく教えてくれた。

どうして休んでいた日に見た夢と、その日同じ時間に教室で行ったスピーチの内容が同じだったのだろうか?未だに不思議で仕方がない。

亡き祖父

父方の祖父は私が小学生の頃に亡くなって、顔も朧気にしか思い出せないが、群青色の作務衣を着ていた事を覚えている。遠い場所にいたので数回しか会ったことは無かったが、本当に良くしてくれて、大好きだった。今ももちろん大好きだ。

私が中学生の頃だろうか。平日、学校が休みの日があり家に1人だった。その時、偶然地震があった。震災の後だったこともあり、怖いなあ、早く母が帰ってこないかな、と思いながらうとうとしていた。

急に腕を掴まれた感触がして、びっくりして目を開けると目の前に口。歯が丸見えで、息遣いも聞こえた。そろりと目を下に向けると、群青色の作務衣を着ていた。足が無く、背骨が見えていた。しかも姿が見えるのに、不思議なことにその後ろのテレビも見えるのだ。透けているとかでも無く、どちらも見えているという感覚だった。
驚きすぎて固まってしまったが、作務衣を着ているなら祖父だ!とひらめいた私は安心してまた寝たのだ。我ながら図太い。

きっと寂しがっていた私を心配して、亡き祖父が会いに来てくれてのだろうと思う。絵面はなかなかホラーだが、私には嬉しい記憶として残っている。私は祖父が大好きなので。

玄関が怖かった

ふと、夜中に目が覚めてお手洗いに行くことがある。私の家は、玄関の手前にトイレがあるため、トイレから出ると右手に玄関、左が廊下(先にはリビングや私の部屋がある)になっている。
用を足して、トイレから出ると、玄関から強いプレッシャーのような、変な汗が出るような、とりあえず絶対見てはいけない、と思うようなことが何度かあった。簡単に言えば玄関が怖い時があったのだ。しかも夜だけで、昼間は無かった。
まあ私は怖がりで、きっと何となくそんな気がするだけだと思っていたし、霊なんて見えないので気のせいと思っていた。怖がりなので絶対見なかったが。

しかし最近、全く怖いと思わなくなったのだ。最近というかここ1年ほどは全く無くなった。

ちょうどお隣さんが引っ越してからだ。

私はマンション住みで、隣は転勤族専用の部屋なので数年で住む人が変わる。
このお隣さんは、おそらく旦那さんが不倫をしていた。
もしくはお嫁さんと子どもが出ていってしまうような何かをしでかしたのだけは確かだ。鉄筋コンクリートの壁越しにはっきり聞き取れてしまえるほどの音量で女性が怒っていたのだ。そして玄関から出ていったような音がしてから、何日経っても子どもの声も話し声も聞こえなくなった。
ちなみになぜ、不倫では?と思ったかというと、旦那さんの方が夜に通路で、誰かとよく電話していたのだ。マンションの通路なので、それなりに他の部屋にも内容は聞こえなくても話しているというのはわかる。仕事の電話だろうか?と思っていたが、そもそも仕事の電話でマンションの通路に出るだろうか?誰が聞いているとも知れない上に、寒いしメモ帳もパソコンも無い場所で仕事の電話をするのは大分おかしい気がした。それで、不倫でもしていたのかもしれない、と思ったのだ。

旦那さんが通路に出ていたから、お嫁さんの怒りの感情が私にも伝わっていたのかもしれないな、なーんて思っている。
だって今は全く玄関が怖くないからね。
不思議と言えば不思議だが、結局人が1番怖いという話かもしれない。

過剰に反応するセンサー

タイトルのままだが、私はよくエレベーターが開いてしまうし、自動洗浄のトイレがやたら流れる。
エレベーターに入り、扉が閉まる。これが普通だが、なぜか閉まる寸前で1度開く事が多いのだ。
本当によくある上、私だけの時にしか起きないのだ。自分の住むマンションのエレベーターが特別敏感なのだと思っていたが、母に聞いたところ、荷物が扉に近すぎて開いたことはあったが、エレベーターがもう一度開いたりはまずしないという。
とりあえず扉に近づかなければいいのか?と思い、エレベーターの奥に行っても扉がもう一度開くので、多分守護霊がたくさんいて乗り遅れたんだと思っている。

大分能天気だが、怖かったことがないので守護霊か何かだと思う。もしくは私の存在感が大きすぎるのかもしれない。

トイレも同じだ。動いていないのにやたら流れる。しかも私だけのようだ。母に聞いてもエレベーターと同じように言うので、多分これも守護霊か何かがやっているのだと思う。

私の守護霊はなかなかお転婆というか、よく動くタイプの守護霊なのかもしれない。

守護霊

さっきから守護霊が〜 と言っているが、別に守護霊がいると言われたこともないし占いに行ったこともないのでただの想像だ。きっと母方の曾祖父がいる気がする!とか、なんとなくたくさんいる!という根拠のない想像だ。
ただ、この想像がなぜかしっくりくるし、そもそもどうしていきなり曾祖父がいるなんて思ったのかもさっぱりわからない。

ただ、先日母から「母(私から見れば祖母)の姉妹の葬式の時、偶然居たお坊さんがあんたは守護霊がたくさんついてくるタイプの人で、いつもいるのは曾祖父だよ、と言っていた」といきなり言われて、本当に驚いた。

私が2、3歳の頃にその葬式はあって、正直全く記憶に無い上、私からそのお坊さんに絡んで行ったらしい。絡んで、というのは文字通り絡まりに行ったのだ。お坊さんがつけている、おそらく袈裟か何かを欲しい!と言っていたらしい。(その節はご迷惑をお掛けしました……)

そのお坊さんが私に関して色々言っていたのを急に思い出して教えてくれたのだ。
ちなみにそのお坊さんは、うちの葬式ではなくまた別のお家のお葬式か何かできていたらしい。そもそも県外の方だったようで、迎えを待っていたのだそう。

そのお坊さんは、母も知らなかった曾祖父の死因(結核)を普通のことのように話していたらしく、後で祖父に聞いて本当に死因が結核だったからびっくりした!と言っていた。

もしかしたら母が、私に守護霊がたくさんいると聞いたから、私にそう言っていたからなのかもしれない。
しかし、そもそもそのお坊さんはなぜそんなことまで知っていたのか(わかるのか)不思議でならない。

実は他にもたくさんあるが、長すぎるのでこの辺りで切ろうと思う。
思い出すままに書いたので多少おかしなところもあるかもしれないが、見逃して欲しい。

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