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ちょっとウチの話をしてみる

前回投稿してから随分と経ってしまいました。

あ、若旦那と言います。

前回もお話をしましたが、一応老舗生地屋の4代目。

あの時は105年続くなんて話していましたが、気が付いたら107年目に突入しておりました

1915年創業

創業当時のウチを知る人はもう皆無と言ってもいいでしょう

いたら逆に凄いけどね

名前は江戸ッ子

岐阜の柳ヶ瀬という場所で商売を始めたのが1915年なんです。


岐阜なのになぜ江戸ッ子なの?


なんてご質問をよく頂くのですが、創業者が東京で修行をしていたからなんですね。


ちなみにワタシがいる本部の住所は浪花町。


面白いでしょ

1915年に柳ヶ瀬で江戸ッ子モスリン店という名前で誕生しました。


当時から今で言う服地を中心に扱っていて、1960年代頃から綿ものも扱うようになりました(スマヌ。スタッフの記憶もあやふやなのだ)


昔の江戸ッ子はと言いますか、この業種って、服のオーダーなんかも受けてたんですよね


昭和の時代まではそんな感じで、若旦那が子供のころは、お店に行くと奥にオーダーのコーナーがあってね


そこに先生と呼ばれるスタッフがいて、お客様のオーダーを受けて、洋裁部がそれを縫う。


今の60代以上の方の中にはウチで学生服を作られた方も沢山みえて、いまだにこうしたお話を聞くことが多いですね


約50年前に2号店の大垣店(令和元年6月に閉店)が誕生して、その後も東海線上を中心に店舗展開をしていきます


3号店の静岡店でも昭和46年開店だから50年近い


静岡にもいろいろと店舗があってね、静岡店を本店だと思われている方も多いくらいなんですよ
静岡県にあった店舗もだいぶ閉めちゃいました。。。
沼津、藤枝、焼津、浜松には2店舗あった
暖簾分けした富士のお店は続いています


さて、今の江戸ッ子の原型は1980年代くらいかなぁ?


昭和の終わりごろからコットン素材の扱いもかなり増えて、服地と手芸をコンセプトとしたお店になりました。


時代の流れに合わせて少しずつ変化させているのですが、近年では服地の比重を少し増やしている傾向にあります。


ニットの扱いもここ10年で本当に増えました


岐阜はもともと繊維の街なので、その名残もあってアパレルさんが沢山あるんです


アパレルさんが多ければ生地も集まってきます


こうした地場の特色を生かした服地やニットなど他にあまりない素材を中心に販売しているのがネットショップですね。

もともとは江戸ッ子の店舗の縮小版で始めたネットショップ


当初はハンドメイド系のエプロンや衣料なんかも扱ってましたし、ボタンやレースなどの副資材、スタンプなんかも販売していたなぁ


もちろんメインは生地ですが・・・・


ニットや服地が売れるようになったので、とてもじゃないけど1サイトでは管理ができないって事で「ニット生地屋」を立ち上げます

ニット生地屋ではニットの他服地を中心に扱う

本店のサイトは副資材の取り扱いをやめて、コットンのプリントや近年流行の麻や綿麻素材、和手芸向きのちりめん、よさこいなどのイベント系衣装用のキラキラした素材や広い巾の布などを中心とした品揃えとなります


と言う事で、江戸ッ子をざっと紹介しました


次回からは、生地の話とかをしていこうと思います
1年後かもしれぬ

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