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野鳥観察・探鳥地 神奈川県愛甲郡清川村 林道谷太郎線~不動の滝(不動尻)

間が空いてしまいましたが、神奈川県の林道谷太郎線~不動の滝へ行ってきました。

謎のオブジェ。早朝にライトで照らされたコレは少し怖かった。

ちなみに前回のnoteから間が空いたのは、私がプレイしているネットゲームの2年半ぶりの大型アップデートがあったからです。(どうでもいい情報ですね…)


さて、不動尻はミツマタ大群生地として有名で、3月頃は花見観光客が多いようですが、時季外れの野鳥観察になります。
事前のネット情報収集でわかっていたのは

・時期的に恐らくミソサザイぐらいしか期待できない。
・このあたりはカワガラスもいる可能性がある。
・オオルリはどうせ木の上だけでしょ…

こんな感じです。
結果としてはほぼそのままでした…!
ミソサザイをまた見たい、でも今までとは違うところで見てみたい!
渓流があるしここにはいそうなので行ってみよう!ということで行ってきました。

オオルリはいるけれども、観察はしにくい場所です。

【駐車場所】
不動の滝を目指す場合、の般的な行き方は、広沢寺前駐車場に駐車し、舗装路を歩き、七沢一の橋と進むのが一般的なようです。そして私も次に行くときはそのようにします

今回は、林道谷太郎線終点駐車場に駐車し、そこから無舗装のハイキングコースを通って一の橋に行きました。

1番に着くと一番奥の木陰に停められるので夏でも車内が涼しい!
ここは「終点」

ここ、結構大変です。前述のルートは最後の方は無舗装エリアがありますが、ちょっとした散歩気分でも大丈夫です。しかしこちらはちゃんとした装備で行かないと大変です。少なくとも靴はハイキング、登山仕様にしておきましょう。人一人しか通れない幅の斜面の道が結構あります。

谷太郎沢。渓流沿いを歩きます。
大変だった場所は写真に残す余裕がなくて写真がないんですねえ…

渓流を横断するとき、蛇篭に板を載せたような橋を使うのですが、結構揺れます。装備が重いと怖い!このルート上でもある程度収穫はありましたが、効率は良くありません。自然一杯で楽しいですけどね!
(帰りに渓流沿いでたき火をしている人がいたけど、いいのかなぁ?)

ぐらぐら揺れる板橋。ハグロトンボが沢山いた。
ちょっと斜めになってない!?

【探鳥エリア】
というわけで今回は、駐車場~一の橋までは少し大変なハイキングコース、一の橋~不動の滝まではほぼ舗装路の簡単コースという感じでした。

ハイキングコースは移動に集中する必要があるため探鳥する意識が低くなってしまいました。
しかし、渓流にいるハグロトンボは綺麗でしたし、木の上で囀るオオルリ、帰り道で出会ったカワガラスなど、ある程度の野鳥は期待できそう。ミソサザイの好みの場所とは微妙に違うため、このあたりにミソサザイの気配はありませんでした。
鳥の気配はそれなりにあるけど、観察には適さないコース、という印象でした。

カワガラスは見かけたけど、開けすぎていて逃げられてしまう

一の橋より西は舗装路が続きます。砂防ダムがある川沿いを上っていきます。
舗装路と川はほぼ平行で、高低差は場所によりけりという感じ。相手に木や草があるため全箇所で撮影がしやすいわけではありません。葉が無い時期だと撮影にはよさそう。

これが見えたらあとは楽。

不動尻キャンプ場後の道が二又に分かれているところには、休憩用の椅子と机があります。
ここは地面にシートが敷き詰められているので虫やヤマビルも少なく助かります。
(ここの少し手前に仮設トイレがあります。一の橋にある仮設トイレは、訪問時は使用中止の貼紙がありました)

休憩スペース。
このあたりはミソもキセキレイもカワガラスもいる。
ヤマビルもいる!!!!

この先もトレイルコース、登山道があるようです?が、私はここまで。
不動の滝は近くまで未舗装路が続いていますが、大雨の翌日だったためか滝の目の前までは行けないほど川の水が多かったです。(頑張ればいけそうでしたがカメラを持っていたので…)

帰りは来た道を引き返して終了。

出会ったカメラマンさんは1名。それ以外でも5名ほどしか人はいませんでした。


【期待できる野鳥】(おおまかな情報です。)
やっぱりいましたミソサザイ。ただし一の橋~不動尻のエリアです。前半のハイキングコースにはいませんでした。

おミソ様。お気に入りのソングポスト。
上の写真と同じ場所を引きで。後ろに人工滝が見えます。

カワガラスも一の橋~不動尻エリアにて。帰り際にハイキングコースでチラッと見ましたが、遮蔽物が少ないので警戒されやすく、撮影には不向きかもしれません。
私は初見でしたので嬉しかったです!でもこれは成鳥ではなく、それなりに成長した幼鳥かな?

羽がまだ幼鳥っぽい。
石の上でしばらく羽繕いをしていました。
川の中をひょいひょい移動していくので撮影が大変でした。
木陰で暗い場所ばかりなのでSSも上げにくい…

ハイキングコースではオオルリ、カケス、キセキレイ、不動尻周辺ではオオルリ、キセキレイ、コゲラを見かけました。知識と勉強・経験不足で判別できない鳴き声も聞こえましたがわからず…普段そういった判別を妻に任せっきりにしているので1人で出かけているときは困ってしまいます…。

あとは一瞬だけ出会ったクロツグミ。クロツグミは出現して「あ、人間がいる!やばい!」という硬直の後に逃げて行ってしまう感じです。

カワガラスを探していた時なので、ん?カワガラス?いや!クロツグミだ!と笑ってしまった。
うまくフレーム内に収められなかったカワガラス。でもかわいい!

【その他エリア情報】
前述のとおり舗装路コースがおすすめです。
この周辺は他にも渓流があるので時間があるときに開拓しようと思います。

帰りに道の駅清川に寄りました。お土産が沢山で2Fには食堂があります。


【注意点】

ツキノワグマが出没する危険があるそうです。
道中で強めの獣臭もしました(クマかどうかはわかりません)

熊対策は必須です。

ハイキングコースを行く場合はそれなりの装備で行きましょう。スニーカーだと辛いと思います。

ヤマビルも7月は大量です。対策すると安心です。

ヤマビル対策。一応塩水も持参しています。
靴に薬をかけておくと登ってくるヤマビルは死にやすいです。


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