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野鳥観察・探鳥地 千葉県習志野市谷津干潟

「ラムサール条約登録湿地」である谷津干潟
付近の三番瀬のように鳥目線でシギチ観測することはできず、上から見下ろす形にはなるが
人との距離が確保されており、一般人は余程の馬鹿者でない限り入ることはないので鳥が落ち着いている感じがする。三番瀬とのセットで行くことをお勧めします。

ウトウトしていたチュウシャクシギ
こちらもウトウトしているキアシシギ。

【駐車場所】
午前8時30分から利用可能な無料駐車場がある。なんとありがたい。
(そのかわりではないが谷津干潟自然観察センターという屋内施設は入場が有料。
ただし撮影目的ならここに入る必要はあまりない。お布施的に入るのが良いです。
もし家族連れでお子様がいるなら入っておきましょう。)

大事な注意点なのでここに書いておきますが、カーナビで谷津干潟駐車場を設定すると、自然観察センターへ誘導される場合がある。(結構最新式のカーナビでも)
こうなると本来入るべき入り口をスルーした先で曲がれと言われるので、入り口に入り損ねて大回りしなおすハメになる。「300m先を左です」と言われるが実際は「50~100m先を左に入る」なのでタチが悪い。(ちなみにこの注意点は公式でも記述があります)
ストリートビューで見るとここで左に分かれているところが入り口。

とりあえず今のところ満車になっているのは見たことがない。

センターに入らないなら、入り口から一番奥の方に停め、車を降りてそのまま東に行くと川にでる。
そのまま北上すれば干潟外周で観察できます。この川は潮の満ち引きで流れが変わります。
魚が泳いでいたりしてかわいい。

川と干潟の合流地点。装飾の絵柄が現地で観察できるそのままでわかりやすい。

【探鳥エリア】
前述のとおりセンターに入らない行き方だと歩いて数分で干潟観察場所に到着する。近いです。そのまま北上して再び川が出てくるあたりまでがメインの観察場所です。
シギチが近くに来てくれたらラッキー!ぐらいの気持ちで観察しましょう。
貝殻島と呼ばれている場所は最初の川と干潟がぶつかる場所から西に行けばOK。そのまま西にいくと観察センターに行けます。
観察センター南の観察台や付近の林はあまり期待しないほうが良いでしょう。
千葉県野鳥の会の方も干潟周辺がメインのようです。

単独で来ていたカワウ。ここは水が透明なので潜っている姿も観察できる。

【期待できる野鳥】(おおまかな情報です。)
4月はサギ類、メダイチドリ、チュウシャクシギが良く見られました。冬の名残のオオバンも沢山。
オバシギ、イソシギ、トウネンも確認。
遠くにはカワウやカモ類も。
三番瀬より捕食シーンが見やすい印象です。
ゴカイのようなものを引っ張るメダイチドリ、カニの脚をもいで食べるチュウシャクシギを観察することができました。

ゴカイと綱引きするメダイチドリ
蟹を捕まえたチュウシャクシギ
脚をもがれて飲み込まれる直前の蟹

【その他エリア情報】
午前中は順光なので先にこちらにきてから三番瀬に行くのも良いかも知れません。
干潟に人が入れない為、鳥が不意に飛んでしまったりすることが少ないです。
(ただし近づける距離は三番瀬の方が近いです)

ちなみに鳥の足環報告をしている人の情報と私が観察した鳥の足環を照らしあわせてみると
三番瀬と谷津干潟を行き来している野鳥も多い様子。

【注意点】
特になし。干潟に入れないので靴も普通の靴で問題ありません。

オバシギを撮影できたのはラッキーでした。近年数が減っているようです。


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