【温泉にまた来た】瀬見温泉
■新庄駅にて
8:35のバスで肘折温泉を発つ。
新庄駅に戻ってから瀬見温泉に行く予定。
瀬見温泉……。
実は時刻表の路線図を見ていて気がついたのだ。
おお!
奥の細道湯けむりラインとな?
JR陸羽東線!
温泉がいっぱいあるじゃないか!
鳴子温泉は前に行ったから……
瀬見温泉?
聞いたことない。
よし!
ここに寄って帰ろう。
と何の知識もなく宿を予約したのだった。
瀬見温泉に行く線は本数が少ない。
なので新庄駅で少し観光をする。
が今日の私は新庄市と徹底的に相性が悪かった。
観光案内所で錆でジョリジョリの自転車を借りて出発!
ブレーキをかけるとキィキィ鳴る。
交換してもらうのは手間だから、とにかく進む。
そして最上公園に辿り着き、続いて新城ふるさと歴史センターへ。
実は肘折温泉に行くバスで〝馬喰町〟〝鉄砲町〟といったバス停を見たのだ。
新庄が城下町だと初めて気づいた瞬間。
(さーせん。肘折温泉への中継地としか見ていなかった)
ちょっと歴史を学んでみたいと、思っていたのに休館だと!?
炎天下、迷いつつ東山公園に行ったところ小学校の運動会をやっていた。
部外者が入り込むのはまずかろうと早々に退散。
びっしょり汗をかいただけで得るものなく駅に戻る。
(少なくとも今日の昼食兼夕食のパンは買ったぞ!)
■瀬見温泉へ
12:59発の陸羽東線に乗り瀬見温泉を目指す。
そして着いたのは無人駅だった。
何!?
この田舎っぷり!!
フィトンチッド満載!!!
いきなりテンション上がる私である。
この温泉は義経・弁慶伝説があるらしい。
それにしても、この旧式で豪華な旅館はどうよ?!
あいにくコロナ以降、瀬見温泉の旅館は立ち寄り湯をやっていないとのこと。
(お宿のおかみさん情報)
私が泊まるのは、四季の宿まごろく。
実はここに着いた時点でまだ14時頃だったと思う。
けど新庄サイクリングで疲れ果てていたのだ。
荷物だけでも預かってもらい外湯で時間をつぶそうと突入。
すると、ばたばたと部屋を用意してくださった。
ありがとうございます!!
さっそくお宿の温泉で汗を流す。
無色無味無臭。
でも……君たちもうちょっと頑張れば化粧水になれるよ!
といったほのかなトロミあり。
そしてぬるめのお湯。
ここも、肘折温泉同様いつまでもじっくり浸かっていられる。
無色透明。ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉だそうです。
脱衣所も浴場も清潔だし。
いいお宿だわ。
さて飲み物を買ってきて冷蔵庫で冷やそう。
と思って驚いた!
見事なまでの昭和の遺物!!
私が子供の頃、親に連れられて泊まった旅館にありましたよ。
こういうの……。
でも買ってきたドリンクは入れられないの。
この中の高そうなドリンクは飲む気になれないし。
四階の浴場で入浴して冷たい物を飲みたくなる。
けど自動販売機は一階にしかない。
階下に降りるも好みの飲み物がない。
結局、外に買いに出る。
う〜む。
これはイマイチだなぁ。
湯上がり無料ドリンクはないの?
なんて思う私は、かなりドーミーインに感化されてる。
いかんいかん。
ドーミーイン洗脳を脱しなきゃ!
入浴後、昼間から寝てしまった。
明け方に起きてまた風呂に入る。
そして朝散歩。
散歩から帰ると朝食。
こんな朝食会場でした。
部屋には係のお姉さんが控えていて、おしゃべりの相手をしたり、お代わりをよそったりしてくれる。
自分で立ってご飯をよそいに行かなくていいのよ!
いや、だから脱ドーミーイン脳だよ自分。
こんなちゃんとした旅館に泊まったことないので、挙動不審になるばかりである。
肘折温泉ではお膳の部屋出しで一人もそもそ食べた。
ドーミーイン以外でも大概そんな宿に泊まってるのだ。
外湯の入浴時間が9:00までとのことで、食後休む間もなく入浴。
宿泊客は料金割引だが、紙の割引券はない。
宿の人にカードをタッチしてもらってドアを開けてもらう。
便利だけど宿の人は忙しいのだった。
さーせん。
個人的にはやはりぬる湯が良かった。
もうちょっと頑張れば化粧水になれそうな、ビミョーなトロミのお湯。
ずーっと浸かっていたい。
いいですね~。
そうして宿に戻って荷造りしてチェックアウトするのでした。
10:20発の電車まで少し観光をする。
結果、電車に乗り遅れる羽目になるのだが……。
それはまた機会があれば書くとして、とりあえずはここまで。
どっとはらい。
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