【温泉に来た…けれど①】登別温泉
■文句たらたら
①は愚痴ばかりです。悪いけど。
楽しい温泉レポートをご期待の向きはスルーしてください。
2023年5/24 (水)
ANA063
羽田空港12:00/新千歳空港13:35
に乗る予定だった。
そうすれば、新千歳空港/登別温泉がバスで一直線だった……と書いて気がついた。
千歳空港バス案内所のお姉さんは、登別温泉直通バスは13:13 が最終だと言っていた。
予定通りの飛行機でも間に合わなかったじゃないか。
最初からスケジュールに穴があったんじゃないか。
んもう!
予約した飛行機に乗り遅れたのには、特に深い訳はない。
せっかちな私はいつでもどこでも早めに着き過ぎて、時間を持て余すのが常である。
それって心配性過ぎると一人恥じ入るのも常である。
だから決めた時間よりわざと遅く家を出たりする。
今回もそうだった。
羽田空港には京成線の特急で一本で行けるはず。
……だったのだが遅めに京成の駅に着いたばかりに空港への特急は終わっていた。
各駅停車で羽田空港に行くと、かなり時間がかかる。
私はにわかに浜松町駅で電車を降りた。
「モノレール!」と思いついてしまったのだね。
自分の方向音痴を完全に忘れているのだね。
浜松町駅からゆりかもめの駅まで突っ走ってから「ここじゃない!」とモノレール駅にとって返す。
結果、京成線各駅より遅くモノレールで羽田空港に到着する私だった。
アホなの?
アホです。
出発15分前に空港に着いても、搭乗手続きなどとうに締め切られている。
ANAのお姉さんに泣きついて時間を変更してもらった。
ANA4723
羽田空港12:50/千歳空港14:20
機体はAIR DOのものだった。
初めての搭乗だが別に嬉しくもなかった。
千歳空港に着いた後は直通バスは終わっていたので、汐見坂まで行き、そこで乗り換えて登別温泉へ。
■登別温泉に着いた!
バス停は宿の前にあった。
第一滝本館前。
私の宿泊歴にはない豪華で立派なホテルである。
本館、東館、南館、西館?
迷子にならないかな?
という心配はシャレじゃなくマジである。
由緒正しい親譲りの方向音痴なのだから。
何故この宿を選んだかと言えば、温泉ソムリエの皆様がこぞって賞賛していたからである。
なるほど、大浴場に様々な泉質の温泉が揃っている。
裸であの浴槽、この湯船と迷って歩く楽しさよ。
それはいい。
温泉には何も文句はない。
問題は食事である。
これまた大食堂でのバイキングであることだ。
何度も言うが私は方向音痴である。
与えられた席から出動して、並ぶ料理の中にご飯やら汁物やら探して迷う。
まして浴衣姿のご家族連れで混み合っているのだ。
ちゃんと自分の席に戻れるのか?
何だかげっそり疲れてしまって、お茶漬けなんかで済ませるのだった。
ステーキ、カニ脚、刺し身に天麩羅と色々あったのに。
バイキング!!
何なんだあれは?
戦時中の食糧配給じゃあるまいし。
浴衣姿の老若男女がお盆を持って並ぶなんてビンボ臭い食事は願い下げだ!!
と一人で怒りつつ、お茶漬けを啜ったのだが……。
■とはいえ
二日目の夕食は早めに食堂に入ったので、刺身盛り合わせカニ脚も取れた。
ご飯にはどっさりイクラをかけた。
写真を撮る間もなく食う!
私と殆ど同時に入った客の中に四人連れの老婆がいた。
若い男女がアテンドしている。
失礼ながら「よぼよぼの」と形容したい婆様方である。
四人のうち二人までが足腰が危うい様子なのだ。
それが、カートにお盆を乗せてすがるように歩いては、好きな料理を取って行く。
若い男女はお揃いのシャツを着ているから添乗員だろうか?
いや親戚?
結婚したばかりの孫夫婦が親戚の婆様を引率して来たのだろうか。
そして何と婆様方は若い男女と共に大ジョッキのビールで乾杯するのだった。
飲むのかよ!?
楽しそうじゃないかよ!!
「よぼよぼの」と形容するほど老齢の女性達は、あの年になるまで自分で料理をせずに食事をすることなどなかったに違いない。
今だってあの年頃の夫婦がバイキングに来ると、亭主は席にふんぞり返ったままで女房が料理を運んだりしている。
あの年になってやっと彼女等は好きな料理を自由に選んで食べられるようになったのだ。
ビールだって飲むだろうさ。
バイキングも捨てたもんじゃないな。
なんて思いつつ取り過ぎた料理を残さず腹に詰め込む私であった。
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