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【温泉に来た】肘折温泉

どこの部屋からか聞こえるオヤジの鼾……。
これもまたいわゆる一つの旅情……かも知れない。

などと思いながら深夜に記す。

大変に評判のよろしい肘折温泉である。

その評判だけを頼りにやって来た。

そして少々後悔している旅の空である。

まず肘折温泉ファンの皆様にあらかじめお詫び申し上げます。

さーせん!!

変わり者の第一印象です。

熊が出るんですってよ

【温泉に来た!】
と言うより、
【田舎に閉じ込められた!!】
という気分。


東京駅から山形新幹線つばさ号にて新庄駅まで。
低気圧のせいか気分がすぐれない。

車内はさほど混んでいなかったが、3時間近い乗車がなかなか苦痛だった。

そして新庄駅から小型バスで肘折温泉まで1時間ほど。

荷物を抱えて乗る小さいバスは窮屈。

駅前の風景から次第に人家がなくなり、鬱蒼とした森の中。

一つ山越え二つ山越え……

もし今もここでバスを降ろされたら……

確実に遭難するな……

と、あり得ないことを考える。

うう……定気圧による心身不調のせいだ。

小型バス

肘折温泉にバスが着くと、旅館の方々が迎えに来ている。

「久しぶり!」
「元気でした?」
どうも常連さんが多いらしい。

宿と旅館というよりも親戚の家に来たような感じ?

うんうん。
それはなかなか良いことだね。

私の迎えは誰も来てないけど。
ってイヤミを言うこたないか。

正直そういうの苦手なんです。

適度に距離のあるビジネスライクが好きな私。

肘折郵便局

そして辿り着いた旅館では。

やはりお客さんと旅館の人が荷物を送るやら何やらと話している。
(最初、友達同士かと思った)

私は玄関から上がっていいのか悪いのか、内気に玄関に佇むわけだ。

こういう雰囲気……無理。

でも問題は温泉だもんね!

旅館の女湯は……何故かタバコ臭かった。

どこかの喫煙所の匂いが流れ込んでいる?

と思って上を見たら窓に向かいの旅館の換気扇が接している。

ひょっとして、あそこから……?

確信はないし、体調不良の私の気のせいかも知れない。

その後で入った小さな貸切風呂には、タバコ臭はなかった。

そして肝心のお湯は?

……よく覚えてない。

明日、外湯を回るつもりなので、その時じっくり湯を味わおう。

何で二泊にしてしまったかと後悔している今現在。

どうも毎回いろいろ文句の多い私の旅である。

この後レポートが続くかどうかも不明です。

一夜明け朝市で少し機嫌を直す
赤みず、青みずに惹かれるが
旅が続くから買えない無念!

どっとはらい。


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