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「本とアート、これから」 竹内 仁美

愛媛県松山市に住んでおります、竹内仁美と申します。幽霊会員になってしまっていましたが、たまたま事務局の小泉さんにお声がけいただきコラムを書かせていただくことになりました。よろしくお願いいたします。普段私は、松山市の公共施設で働いており、市民向けの講演会や講座の企画運営をしています。そして本業とは別に、お金にならない仕事(笑)も何だかいっぱいやっています。その中で特に力を入れているのは、「松山ブックマルシェ」という古書店と新刊書店の出店をメインとしたマルシェイベントの運営です。これまでに7回開催しました。その活動がきっかけで、松山市のお隣の東温市で、地域おこし協力隊の方と一緒に「滑川BOOKCAMP」というイベントも立ち上げました。それから美術館やアートイベントに行くことも好きで、松山のアートNPOに所属し、「道後アート」のプロジェクトのお手伝いなどもしています。他にも、「NPO法人松山子ども劇場21」の広報誌の編集や、webマガジンのライターをしたり、最近では「web一箱古本市」を友人と運営したりもしました。とまぁ、地方都市・松山で、本やアートに纏わる活動をメインに、あれやこれやと好きなことをしながら暮らしています。ただ現在、関わってきたプロジェクトの多くは、延期や中止を余儀なくされています。このような状況で仕方ないことではありますが、それらを日々の楽しみとしてどうにか暮らしてきた私としては、寂しくやり切れない想いです。とは言え正直なところ、近年イベントが増えすぎていて「イベント疲れ」状態になっていた部分があったのも事実です 。...もしかすると、今回のきっかけでそういう状態に気付かれた方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。古書店を巡る楽しさや、アートの持つ力や、そういうものをまだ知らない人にもっと知ってもらいたい、地方に住んでいてもこんなにも文化的な面白いものがあることを発信したい、そのように思ってこれまでやってきました。でも今改めて、普段の生活に必要なもの、地域に住む人が求めていることは何なのか、今までのような形のイベントを続けていくべきなのかなど、考える時間が増えました。まだ答えは分かりません。でも、直接見て触れて誰かと話すからこそ伝わるものが私は好きだし、これまで作ってきたそのような機会を失いたくないとは思っています。30歳を前にして、仕事も趣味もこれからもまだまだ迷走中なので、ぜひとも様々な地域で多様な活動をしている皆さんのお話、お聞きできれば嬉 しいです。そして状況が落ち着いてきたら、ぜひ愛媛に遊び に来てくださいね。どこでもご案内いたします!


竹内仁美「松山ブックマルシェ」「滑川BOOK CAMP」実行 委員、「NPO法人ク オリティ・アン
ド・コミュニケーション・オブ・アーツ」「NPO法人松山子ども劇場21」所属 など古本屋と美術館と、瀬戸内と北欧と、犬が好き。

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