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旬のプラントベース▪スキンケア⦅どくだみ⦆

梅雨の頃になると、どこからかムクムク伸びてくる。白い総苞(花みたいに見えるけど、実はちがう)に黄色い花穂が印象的な雑草(薬効豊富な薬草なのに、この扱いはどうなんだろう?)がどくだみ。

どくだみは昔から肌にすぐれた薬効をもつとされていて、湿疹や水虫に生葉をすりつぶしてとった汁を患部にぬりつけて薬にしていたといわれ、日本のプラントベースのスキンケアを代表する素材。そんな愛おしいどくだみの季節には、どくだみのヒーリング効果を肌にとりいれてみてほしい。

どくだみはただの雑草じゃない

都会のちょっとした花壇やビルの隙間で見かける生命力にあふれた姿に元気をもらっている。「生きてればいろいろあるけど、ゆっくり行こうよ♪いつか元気は息を吹き返すよ。」というメッセージを送ってくれる。

薬が限られたものであったひと昔前は、植物の薬効の知識が今よりずっと豊富で、どくだみはいろいろな症状に効果が期待できるということで、十の薬「じゅうやく」とも呼ばれているのだ。

どくだみは魚の香り

愛らしいハート形の葉っぱと可憐な白い花というルックスとは裏腹に、どくだみの香りははっきりいって「臭い」(>_<) どくだみの話題を持ち出すだけで、嫌な顔をする人だっている。

この香りが好き!という人もいるが⦅私もそのひとり⦆、「魚のにおい」などと呼ばれ、魚腥草(ぎょせいそう)」なんて名前も持っている。魚腥草の腥は「生臭い」という意味だ。

こんなにいろいろな名前で呼ばれているんだから、どこでで話題にのぼる人気の薬草であり続けてきらのだろうと想像できる。「効果はわかるけど、あのにおいがねぇ」と顔をしかめながら、でも、ちょっとうれしそうに。

あのなんとも個性的な香りには、実は虫除けなどの効果が認められているようで、焼酎などにつけたものを肌に塗って虫の季節に重宝されているという話しを聞いたことがある。

どくだみとスキンケア

どくだみが咲きだすと、どくだみ茶やどくだみ酒の作り方情報があちこちからやって来る。花と葉をアルコールに浸けてティンクチャにしたり、化粧水を手作りしたりと自然派スキンケア好きには、心踊る季節なのだ。

どくだみには肌荒れ対策にも期待ができるスキンケア効果が認められていて、どくだみ化粧水がロングセラー商品だし。どくだみ配合の化粧品はごまんとある。

アトピー仲間でもどくだみの効果を認めている人が多いのも事実だ。お茶として飲み、化粧水もどくだみと、毒だし効果を狙っているケースもよくある。

アトピーで悩む友人は銭湯で見知らぬおばあちゃんからどくだみ化粧水の作り方を教えられ、使ってみなさいと勧められたそうだ。教えられた通りに作ったら肌に合ったようで、それ以来作り続けている。

友人から畑の邪魔者扱いされ、大量に刈り取られたどくだみが送られてきた。さっそくいくつかの薬草とブレンドして薬湯に。草の香りに包まれながら、体の中から毒素が抜けていくような気がした。

体質にあうなら、どくだみのスキンケアを試してみてはいかがだろう?ファンシーさは感じられないが、確かな実力を感じられるだろう。

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