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「ため池監視パッケージ」で映像エッジAIの可能性を広げる

こんにちは、EDGEMATRIXです。今回は、映像エッジAIの活用事例として、ため池監視パッケージについて紹介します。

ため池とは、農業用水や災害対策などの目的で造られた人工の池です。日本には約22万箇所のため池があり、その総面積は約3.5%にも及びます。ため池は、水資源の確保や生態系の保全などに貢献していますが、同時に様々な課題も抱えています。たとえば、水位の変動や水質の悪化、台風や豪雨などの災害リスクなどです。これらの課題に対応するためには、ため池の状況を常に把握し、適切な管理や対策を行う必要があります。

しかし、ため池の管理は、人手不足やコスト高などの問題があります。ため池の数が多く、場所も分散しているため、現場に赴いて確認するのは大変です。また、水位計や水質計などのセンサーを設置するのも、高価でメンテナンスも必要です。そこで、EDGEMATRIXは、映像エッジAIの技術を活用して、ため池監視パッケージを開発しました。

ため池監視パッケージとは、ため池の水位などをリアルタイムにモニタリングし、YouTubeライブやLINEで通知するシステムです。このシステムは、以下のような特徴を持っています。

映像エッジAIによる水位計測
EDGEMATRIXのエッジデバイスに搭載されたカメラでため池の映像を撮影し、エッジでAI処理を行って水位を計測します。水位計や水位標などの物理的な設備は不要です。また、映像による現場確認も可能です。

YouTubeライブやLINEでの通知
EDGEMATRIXのエッジデバイスから、ため池の映像や水位などをクラウドに送信します。クラウドでは、YouTubeライブでため池の映像を配信し、LINEで水位などを通知します。これにより、遠隔からでもため池の状況を確認できます。また、水位に異常があった場合は、アラートを送信します。

ため池監視パッケージは、映像エッジAIの技術を活用して、ため池の管理や災害対策に役立つシステムです。このシステムは、すでに実証実験や商用化が進み、株式会社三技協との共同開発により提供開始しています。

ため池監視パッケージについては、YouTubeで紹介動画が公開されています。この動画では、ため池監視パッケージの概要や特徴、仕組み、導入事例などを分かりやすく説明しています。ぜひ、動画をチェックしてください。


EDGEMATRIXは、映像エッジAIの技術で、ため池の課題に挑戦しています。ため池監視パッケージは、その一例です。今後も、映像エッジAIの可能性を広げていきたいと思います。EDGEMATRIXについてもっと知りたい方は、[EDGEMATRIXのサイト]をご覧ください。それでは、また次回のブログでお会いしましょう。