怪しい笑みのイラスト

副腎疲労でぼったくる奴らがいるなぁ!

副腎疲労と診断され治療で回復した方などには大変失礼な話であるが、副腎疲労という診断は何か怪しいと思っている。怒らないでほしい。                    副腎疲労とは、ストレスと栄養失調、体内の炎症がきっかけで「うつ病」のような状態をもたらすものらしい。                            2010年にはWHOでは病気として認定されているが、医学界では以前として病気としては認めている国はない。日本でも当然病気としては認められていない。                                             よって患者は自由診療のクリニックを主に受診することが多い。             副腎疲労の典型的な症状としては・・・

・朝がつらくて起きられない。午前10時頃まで目覚めないこともある。
・睡眠時間は充分なのに疲れがとれない。倦怠感があり生活するだけでも疲れる。
・甘い物、塩辛い物が食べたくなる。カフェインを摂らないと仕事ができない。
・慢性の便秘。あるいは下痢などおなかの調子が悪い。
・15~16時ごろにボンヤリするが、夜になるとなぜか元気になる。
・小さなことでもイライラし、キレてしまう。
・気持ちが落ち込む。うつっぽい気がする。
・風邪にかかるとなかなか治らない。
・思考力がうまく働かず、頭がぼーっとする。記憶があいまい。
・気力体力が衰えている。集中力も低下気味。
・性欲を感じない。パートナーがいてもセックスしたいと思えない。
・生理前に頭痛や下腹部の痛み、手足のむくみ、不安感、イライラ感がある。などなどである。

少し副腎疲労について調べてみたがが、あまり詳しく調べていないが明確な定義はどうも存在しないみたいだ。                                    ある先生は副腎機能低下症=副腎疲労とも言っている。                  副腎機能は通常コルチゾールというホルモンで判定するのだが、ストレスなどにより相対的にコルチゾールが不足している状態らしい。                      ここでのポイントは相対的な不足ということだ。                    例えば血圧が120/80なら正常範囲なのだが、これをその患者にとっては相対的に高いといえば、相対的高血圧といえるのです。つまり、誰でも副腎疲労と診断できるぬるい基準なのです。                                        先ほどある先生が副腎機能低下症=副腎疲労と言っていると書きましたが、副腎機能低下症ならステロイド治療で対応できるはずだ。                       ところが、副腎疲労は理由は知りませんがそれでは治療できず、高額なサプリ、食事療法などでの治療法が勧められている。

とある自由診療のクリニックでは副腎疲労の診断として唾液中コルチゾール検査、唾液中コルチゾール+DHEA検査、遅延型フードアレルギー検査、毛髪重金属検査、有機酸尿測定しめて135000円だ。                              これらは副腎疲労の検査としてはっきり言うとほとんど意味を持たない。 さらにサプリ代が月2万から4万かかる。                              副腎疲労と診断された患者は、病因がよくわかっていない難病で一般病院では相手にされず、治療の選択枝のない境遇ということをいいことに荒稼ぎのしすぎではなかろうか?

ちなみに、私は副腎疲労とはうつ病関連の精神科疾患の一つであると考えています。

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