宝塚記念考察

こんにちはエドガーです。また今年もグランプリの季節がやってきました。僕にとって思い出深い宝塚記念がやってきました。芝戦線春の総決算、ここで出走馬の血統を中心に解説をしていきましょう。

アルアイン 北村友一 58.0
父 ディープインパクト
母 ドバイマジェスティ
母父 Essence of Dubai
大阪杯で念願のGⅠ 2勝目。ディープ系×APインディ系ということで、グランアレグリアと似たような血統背景になっている。タイプも瓜二つで、前々につけてスローペースに落とす。そして確実なスピード持続で残る戦法をとる。アルアインもこのレーススローに落とさなければ厳しい戦いになるのは確かで、調教が落ちているのもちょっと心配。行きたがるキセキが逃げるレースは殆どがスローに落ちるのはプラスでペースを落として番手を走りたいところ。

エタリオウ 横山典弘58.0kg
父 ステイゴールド
母 ホットチャチャ
母父 Cactus Ridge
現役最強の1勝馬のクセ馬がついにくせ者横山典弘とコンビを組む。Tサンデー×ストームキャット系で瞬発力がピカイチ。当日の馬場が良ならば後方からチャンスを狙いたいが、血統背景を考えれば前々につけて粘って悪くない。一週前の調教の動きもいい。しかし当日は稍重となりそうで是非とも先行して欲しいところ。

キセキ 川田将雅58.0kg
父 ルーラーシップ
母 ブリッツフィナーレ
母父 ディープインパクト
得意の逃げ戦法はなぜか大回りの長い直線で光る。Kingmambo系×ディープ系というサンデー系との配合で重賞馬4頭。かなりニックスな配合といえる。加えてノーザンダンサーの5×5もあり、かなり粘れる血統となっている。この時期の内が剝がられた荒い馬場もオーライ。調教も67.2→11.7と抜群で、当日の馬場も考えると連は堅そうなイメージ。

クリンチャー 三浦皇成 58.0kg
父 ディープスカイ
母 ザフェイツ
母父 ブライアンズタイム
充実の4歳、海外遠征が裏目に出た本馬。今年は馬券外が続いている。LSS×Danzig-Roberto×Danzigという血統背景はこのレースで狙わずいつ狙うかと言うかなりタフである。しかし調教が一週前馬なり51.1→12.4直前53.3-12.5とダウンして不調。体調を考えると割引が必要かもしれない。

○地 ショウナンバッハ 吉田豊 58.0kg
父 ステイゴールド
母 シュガーハート
母父 サクラバクシンオー
勝ちあがれず地方競馬も経験した無事是名馬の苦労人が去年の新潟記念から人生のハイライトとも言える1年を送っている。TSS×サクラバクシンオー系と言う配合でまくって強い競馬をしている。今回は後方一気の脚質を考えれば当然良馬場がいいはず。弟のキタサンブラックが勝てなかった舞台、兄がリベンジするのか。

ステッフェリオ 丸山元気 58.0kg
父 ステイゴールド
母 シリアスアティテュード
母父 Mtoto
前回は騎乗停止だった丸山元気とのコンビ復活。ステイゴールド産駒は宝塚の相性抜群、母系ブランフォード系で先行馬と考えると荒れた芝も渋った芝も歓迎でそう簡単に止まることはないだろう。調教イマイチではたしてどうか。GⅠ役不足という鞍上の不安を払拭したいところだろう。

スワーヴリチャード Mデムーロ 58.0kg
父 ハーツクライ
母 ピラミラ
母父 Unbridled's Song
前走ドバイから国内復帰戦。サウスポーという意見もあるが、スローなら昨年の大阪杯を再現する可能性もあり侮れない存在。TSS×ファピアノ系で、ディープ×ミスプロの形はそこそここのコース絡むがハーツクライならどうだろうか。良馬場なら積極的に狙いたい一頭かもしれない。

タツゴウゲキ 秋山真一郎 58.0kg
父 マーベラスサンデー
母 ニシノプルメリア
母父 Singsiel
一年ぶりの復帰レース。まさにトウカイテイオー。未勝利を突破できず500万下を二回勝って上がってきた苦労人。Lサンデー×サドラーズウェルズ系で父はこの競争を制している。番手につければ血統的にはチャンス。一昨年のサマー2000シリーズのチャンピオンが火を噴くか。勝ったらまさしく祭り。

ノーブルマーズ 高倉稜 58.0kg
父 ジャングルポケット
母 アイアンドユー
母父 Silver Hawk
昨年は16頭立て12番人気で3着、約50万馬券に貢献した。このことから分かる通り馬場が渋ったり荒れたりするとかなり前で粘れる馬で、トニービン系×Nureyev系-Roberto系×プリンスローズ系でかなり粘り腰に向いている。内枠に入ればチャンスが膨らむだろう。鳴尾記念からの中二週がどう影響するかだけが心配だ。

マカヒキ 岩田康誠 58.0kg
父 ディープインパクト
母 ウィキウィキ
母父 フレンチデピュティ
大阪杯は最後飛んで4着。確実に馬は良化している。今回も追い切りで50.6-12.5で自己ベストを更新。能力持続は6歳でG1制覇を果たした産駒を持つフレンチデピュティの血があってこそだろう。またフレンチデピュティはダート寄りの血統なので多少の重い芝なら鞍上得意の内を突いて飛んでくること間違いなしだ。

リスグラシュー D,レーン 56.0kg
父 ハーツクライ
母 リリサイド
母父 American post
昨年は同じ距離のエリザベス女王杯でG1初制覇。ハーツクライはすごぶるこのコースと相性が良くないが、稍重になっても変わらない脚を見せるこの馬には不問か。それはおそらくネイティブダンサー系のおかげなのだろうか。調教は走り多すぎて抑え気味に。本番で爆発すればまた外から伸びてくること間違いなし。

レイデオロ C,ルメール 58.0kg
父 キングカメハメハ
母ラドラーダ
母父 シンボリクリスエス
前走ドバイ、逃げて8頭中6着。ちょっと調教動画を見るとトモが細く心配だが、血統的にはキングカメハメハとロベルト系で鉄板。ルメールも自信満々なだけに大崩れはないだろう。番手の好位につけて一気に伸びていきたい。直線に坂がある大回りの長いコースならば当然横綱相撲を取れるはず。ずっしりと構えてくるはずだ。

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