原体験は海外ビジネス経験でのHARD THINGS。客室清掃管理SaaSのスタートアップが外国人メンバーをリスペクト、積極雇用するワケ。
EDEYANS は「ホテルの新たなインフラをともに創る」をミッションに、デジタル清掃サービス「Jtas」を提供する創業6年目のスタートアップです。ホテル業界の大きな課題である “人手不足” を解消し、観光立国日本を支えるべく、ホテル客室清掃管理 SaaS の開発・提供と客室清掃オペレーションを提供しています。
今回、私たちのビジネスを語る上で切っても切り離せない「外国人メンバーの採用や定着」にフォーカスしました。
現在、弊社のメンバーは約300名、うち外国籍メンバーは10カ国、約130名です。(2023年12月時点)なぜ私たちが、外国人メンバーを積極的に採用するのか、なぜ外国人メンバーに働きやすい環境を提供したいと考えているのか、どのようにメンバー一人ひとりに向き合っているのかを、感じ取っていただけると嬉しいです。
EDEYANS 代表 片山
なぜ EDEYANS は外国人メンバーを積極採用するのか
世界中を大混乱に陥れた新型コロナウイルスも収束し、私たちが携わるホテル業界の需要は急激に戻りつつあります。
昨今の円安の影響で海外からの旅行客も増え、ゲストの宿泊体験は向上していくことは間違いありません。しかし、ニュースでも取り沙汰されるように日本のホテル業界は慢性的な人材不足。それに加えてホテルで働くスタッフの業務は何十年も前から変わっておらず、非効率・非生産的な作業ばかり。
高まる観光需要に、人材不足が加わり、ホテル業に携わるスタッフは疲弊しており、日本人だけでは日本の観光を支えられなくなっているのが現状です。
こうしたホテル業界の人材不足の課題解決のために、日本としても、EDEYANS としても外国人の方々の力を借していただく必要がある、と私たちは考えています。
だからこそ、私たちは外国人の方々を積極的に採用し、彼らにとって働きやすく、キャリアアップできる環境を整えています。これまでにも国籍年齢問わず多くの外国人メンバーをリーダー・マネージャーに登用してきました。
異国で働くことへのリスペクト
EDEYANS は国籍に関わらず、できる限り平等・フラットな組織でありたいと考えています。
その理由は、異国で働く人に対しての心からのリスペクトからです。
というのも、私自身も海外でビジネスを経験し、苦労をした経験があるからです。
(大学時代約1年間、ベトナムで現地の飲食店向けに広告営業の仕事をしていました。)
私が異国の地で働いて感じたのは、いわゆる “言語やカルチャーの壁”。
まったく英語を話せずに海外に行って苦労したこともあり、覚悟をもって来日し、さまざま名壁を乗り越えて EDEYANS で懸命に働く外国籍メンバーの姿をみると、その苦労への共感とリスペクトの気持ちを強く持ちます。
また EDEYANS には、同じく海外インターン経験を持つメンバー、商社での海外駐在経験を持つメンバーも活躍しています。日本で活躍する外国人の方々の想いや苦労を想像できる日本人メンバーが多いからこそ、外国人メンバーが日本で働くことへのリスペクトを持てるのだと思います。
「個」にフォーカスすれば、国籍なんて関係ない
また、EDEYANS には「個」の成長にフォーカスするカルチャーがあります。
私たちがあくまで大切にしているのは「個」の能力が伸びること。
だからこそ、私は EDEYANS 代表として、3ヶ月毎に一人ひとりのメンバーに 1on1 を実施したり、「個」に向き合う機会をもっています。
その際に意識しているのは「外国人だから」と色眼鏡をかけず、それぞれのメンバーの国籍に関係なく、唯一無二の存在としてコミュニケーションを取るということ、国籍関係なく全員がフェアな評価を受けられることを大切にしています。
その結果、外国籍メンバーでも勤務開始1〜2年でエリアリード(ホテル客室清掃オペレーションのエリア責任者)に抜擢した実績もあります。
このような事例が徐々に生まれつつあるいまだからこそ、他の外国人メンバーも追随しやすくなり、EDEYANS としても外国籍メンバーのキャリアステップ・活躍イメージが湧きやすい状況を作れているのではないかと思います。
このような話をすると、
と、疑問を持つ方もいるかもしれません。
確かにその通りですが、先ほども書いたように EDEYANS も含めホテルの客室清掃オペレーションを提供する企業は、いまや外国籍メンバーなしでは成り立たないという現実もあります。
だからこそ EDEYANS では、外国籍メンバーの採用も強化。
積極的に役職にも登用したり、国籍問わず働きやすい環境への積極投資を行っていく予定です。
EDEYANS は外国籍メンバーのポストを積極的に作っていきます
今回はあえて外国籍メンバーにフォーカスを当てましたが、他の note 記事にも書いているように、平等・フラットであることは EDEYANS が誇るべきアイデンティティの1つです。
また、ホテル業に携わる人材不足が取り沙汰される日本において、私たちのようにラストワンマイルを担う事業は外国人の労働力なしには成立しません。その一方で、外国籍の労働者を単なる「労働力」として捉える一部企業の対応が問題になっていることも見聞きします。
EDEYANS もホテルの客室清掃オペレーションを提供する企業である以上、外国籍メンバーなしには成立しませんが、単なる労働力として捉えることはせず、異国で働く外国籍メンバーへのリスペクトを忘れずに、ともに成長していく仲間として、EDEYANS のビジョンである「ホテルのインフラをともに創る」の実現を目指して、ワンチームで取り組んでいきます。
今後、円安により日本で働く外国人は減少するかもしれません。
そんな状況下でも EDEYANS が選ばれる企業になれるよう、外国籍メンバーにも活躍してもらえる環境を積極的に作っていきます。
国籍は問いません。
急成長中の EDEYANS の仲間に、あなたもなりませんか?
取材企画・協力 / 世界線株式会社