【図解】株主総会をざっくり理解する
数字のイメージ
基本的には多数決です。そこからは1段ずつのレベルアップです。
定足数(出席率)
こちらは1段下げる方向へ。
株主総会ざっくり比較
情報をそぎ落してます。正確性は少し微妙です。
厳密な文言でなく、まずイメージをシンプルにして、比較します。
複雑なので少しずつ覚えていくしかないです。
「下に行くほど厳しくレベルアップ」していることを確認してください。
(例外的に、創立総会だけは独特な要件です。ギケツ権ベースのみです。ギケツ権を多く持つ人、つまり、お金を出した人が偉いという資本主義な会議です。)
定款で要件を加重・軽減できるかどうかは、ある程度は理解ベースでいけます。加重は基本的に可。軽減は基本的に不可。
株主にとっては、「決議が成立しない」=「現状維持」を意味しますので、成立しにくい方向への「加重」は問題がありません。一方で、ヤバい決議(株式の譲渡制限設定など)を安易にできるような方向への「軽減」は困ります。
上記の表については、分かりやすさ重視で、正確性が少し低いです。
お持ちのテキスト等を参照しながら、ご使用ください。
表では省略しましたが重要な話
①役員の選解任の普通決議、②特定引受人の承認の普通決議では、定款でも定足数を3分の1までしか下げられません。大事な決議だからです。いわゆる「普通じゃない普通決議」。
ひとまず①だけ覚えればOKです。
特定引受人とは?
募集株式の発行等(資本金を増やすために株を発行する)について、公開会社が第三者割当てで発行するときに出てくる話。株を発行することで、株主のギケツ割合の過半数を持つ人が新しく出てくる場合に、その人を特定引受人と呼びます。つまり過半数の支配者が変わる場合ということです。「過半数の支配者が変わる」 =「 その人は役員の選解任も自由にできる 」ということを意味します。