2018年を振り返ってみる
さっむくなりましたね。皆様、風邪やインフルは大丈夫ですか? 睡眠がなによりの予防薬とのことですよ~。
さて、まずは、2018年に刊行された本を振り返ってみます。
2月 先生のおとりよせ2(リブレ/中村明日美子先生と共著)
3月 宮廷神官物語 一巻(角川文庫)
4月 この春、とうに死んでるあなたを探して(筑摩書房)
5月 宮廷神官物語 二巻(角川文庫)
7月 宮廷神官物語 三巻(角川文庫)
8月 ところで死神は何処から来たのでしょう?(新潮文庫nex)
10月 宮廷神官物語 四巻(角川文庫)
こんな感じでした。
なんだかたくさん出ている感じもありますが、宮廷神官物語シリーズは新装版なので、7冊も書いたわけではありません(笑)昔は年間8冊くらい書いていましたが、その頃の自分が信じられない………昔は私が三人いたのかもしれない。
中でも、『この春、とうに死んでるあなたを探して』はちょっと新しい挑戦だったので、心に残っています。筑摩書房さんから綺麗な装丁で出していただきましたので、未読の方はチェックしていただけると嬉しいです。
『先生のおとりよせ2』では発売イベントとして、明日美子先生とトークイベントもしました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。楽しく美味しいイベントでしたね。私、楽屋でからあげモギュモギュ食べていましたよ。昔は私がボケで、あすみん先生がツッコミだったように思うのですが、最近逆になったような気がするんですよね。でも「ようし、今日も笑いを取りに行くぞ」という意気込みはふたりとも変わっていないのです。どこを目指しているんだ、いったい。
宮廷神官物語シリーズは、かつてビーンズ文庫で出していましたが、現在は角川文庫から刊行中です。おかげさまでご好評いただき、無事に全巻を新装版で出せそうです\(^O^)/ウワーイ
物語の内容は変わっていませんが、細かなところはかなり手を入れているのです。10年前の作品なので、そりゃ直したくもなるわけで……! 2019年は1月に五巻が刊行されますので、よろしくお願いいたします。
↓こちらは四巻のカバー、藍晶王子美しい……。
『ところで死神は何処から来たのでしょう?』は死神さんシリーズの三作目です。三作も書くと思っていなかったので、私が一番びっくりしました。榎田作品の中でも、「友達にしたくないキャラ」上位に食い込むこと間違いなしの死神さん。一作目『ここで死神から残念なお知らせです。』二作目『死神もたまには間違えるものです。』もよろしくお願いいたします。ちょっとミステリっぽい体裁なので、できれば順番通りに読んでいただいたほうがよろしいかと思いますが、「こまけぇことは気にしねぇ」な方はご自由に(^^)。続きに関しては考え中なのです。
さて仕事の話はこれくらいにしまして。
2018年は災害の多い一年でしたね。被災地のみなさまには心からお見舞い申し上げます。2018年に限らず、我が国は自然災害と常に隣り合わせです。小説、マンガ、映画などのエンタメは平穏な日常あってこそのものですし、災害はないのがいちばんですが、なかなかそういうわけにもいかず……。
ですが、厳しい状況の中から立ち上がりつつある人々の、ちょっとした癒やしになってくれるのもまた、エンタメ・コンテンツだと思います。災害のみならず、ご家庭の事情、ご病気、人間関係の悩みと、我々は色々背負いながら生きているわけで、そういったハードなリアルからちょっと逃れたい時に、拙著が役に立ってくれている――時々、そんなお手紙をいただくのですが、これは本当にありがたいことです。私の創った物語が皆様のもとに届いている、その手応えが私を今日もパソコンに向かわせます。首とか腰とかギシギシいってますけど、それでも物語を織ることの喜びには変えられません。あっ、ちゃんとケアもしているので大丈夫です……(笑)
あと、今年はずいぶん映画「バーフバリ」に助けられたなあ、と。劇場には四回行って、ブルーレイとサントラも買いました。ちょっとした風邪なら、バーフバリを観ると治る気がしています。動画をそっと貼っておこうかな……
2019年の予定ですが、宮廷神官物語シリーズは二か月おきくらいの発売で続いています。引き続きよろしくお願いいたします。そして、ついこのあいだ書き終わった妖奇庵夜話シリーズの新刊が春くらいに出る予定です。あとはWEB雑誌での連載を予定していますが、こちらはもう少し具体的になったらお知らせいたしますね。
それでは皆様、温かくして年末年始をお過ごし下さいませ。みかんなどでビタミンも摂ってね! Twitter(@edayuuri)では年末年始もポツポツ呟くと思いますので、どうぞよろしく。
2018年もご愛読いただき、ありがとうございました!
榎田ユウリ/榎田尤利