M-12005を見て

M-12005

すごいメンバーだ。俺は2004年生まれでもちろんこの頃は見れてないんだけど、意外と新鮮味がないというか、当たり前なんだけどみんな知っててただ若いだけで驚きはなかった。
でもすげーな全員知ってるぜ。みんな売れてんじゃん。やっぱりM-1決勝戦に出るくらいの人は漫才以外も力があるんだな。いや、まぁそれは人に寄るか。
でも、この時代のM-1。特別緊張感があったかというとそんなわけではない。今と同じくらいだと思う。でもなんか今よりガチ大会風が漂ってる。今がガチじゃないとかそんなんじゃなくて、同じくらいガチなのに、なんか負けたら死ぬんかこいつらみたいなコンビがちらほらあった。まぁ今もそれはあるんだけど。これ、なんか配信の仕組みなのかもしれないけどむちゃくちゃテンポいいんだよな。一番そこに驚いたわ俺。ネタ→点数→ネタ→点数、みたいな。すごいサクサク行くから見やすい。どうなんだ?配信だからこうなのか?編集されてんのか?それとも昔のM-1は尺が短かったのか。どっちか分からんけどそこがガチ大会感を出しているんだと思う。

この時代のネタを見てみて、俺はあまり今と変わらないなと思ったんだけど、どうなんだろう。あんまりこういうのに真剣に向き合ったことがないからわからないけど、全然色褪せないというか、こういうのを参考にしてネタを作りたいなとも思った。全体的に「昔」って感じがしないんだよなぁ。しいて言うなら今よりもツッコミが主体じゃないというのだけは分かるけど、それだけで他はあんまり変わらない気がする。これ以上あんまり新しい漫才の形ってのは出てこないのかもしれない。でも漫才のテンポといい設定といい、この時代ですら出尽くした感があるのに、まだまだ新しいものが生まれるってのはすごいな。

優勝はブラックマヨネーズ。こういう自分の人間性を漫才の形にする人はよく成功しているイメージがある。やっぱりオーソドックスの誰でもできる漫才じゃダメなんだなと思いました。
終わり。


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