Skraban-Deardorff症候群の息子のこと: 11回目; 移動性精巣

息子5歳です。乳児期から見ていて、あったはずの精巣が片方ないことに気づいてのは4歳になった頃。でも無いかと思うとあったりして、これは移動(性)精巣かと。精巣の固定が悪いために腹腔内と陰嚢内を移動してしまうのです。腹腔内の時間が長い場合は停留精巣と同じような考え方になり、ほとんどの時間陰嚢内にあるなら手術しない場合もあるとのこと。観察はお風呂でリラックスしている時になるわけですが半分以上はないので小児泌尿器科を受診し、手術の方針になりました。先生に見せる時は泣いてしまうので、必ず上がってしまっていてエコーでしか精巣を確認できず、親はもう片方と同じくらいの大きさがあるのを見ていますが、先生はエコーのは違う場合もあるのでと慎重なコメント。(当然です)。腹腔内で精巣を探さなくてはならなくなった場合はお臍からアプローチしますとおっしゃってお臍をみた先生が、臍ヘルニアを見つけ、形成外科も受診してくださいとなりそちらも受診。(臍ヘルニアがあるのはわかっていたのですが、あまり害はないだろうとそのままにしていたのですが、、、。)受診が増えるとまた泣くかなーと思っていたのですが、今までの病院と違い、今のところ採血も注射もないので比較的穏やかに受診ができホッとしました。
 結局来月にお臍と精巣の同時手術になりました。来月は初旬から体調管理のために園もお休みにして、手術に備えます。入院で泣き続けないと良いのだけれどと思っています。また、術後、傷口が開かない様に、またぐ乗り物は乗れません。最近乗れる様になった補助付き自転車も、大好きな三輪車もしばらくは隠しておかなければならないでしょう。

後日談:
 予定で手術が終わりました。全身麻酔当日の食止めでどのくらい不機嫌になるか不安でしたが、前日夕の病院食をよく食べられたせいか、大丈夫でした。(ここまでは夏休みにホテルに泊まった経験が生きており、本人も少し余裕があるようすでした。私の説明も、ホテルにお泊まりと一緒だねーですみました)
 当日、術前の飲水止まで(朝の6:30でした)にリンゴジュースを200ml飲む指示が出ていたので、5:00に起きて飲ませました。この症候群の子は飲食が苦手な子が多く、うちの子もよほど気分が乗らないととても時間がかかるので、思った通り、たったの200mlを飲ませるのに1時間と少しかかりました。
 その後は麻酔での思わぬ反応もなく、トラブルなく終わりました。(手術室に入ってから、出てくるまでは、こちらが生きた心地がしなかったのですが。)
 発達特性(知的障害となれないことで少しパニック気味)により、起きたら点滴が入っていたのにはだいぶショックだったようですが(点滴のことは帰宅してからもだいぶ訴えています)、それ以外はいつもと同じくらいの嫌がり方くらいでした。それにしても付き添いはくたびれました。これは定型発達の小さいお子さんの場合はみなさん同じでしょうね。  
 無事終わり、病院の皆様方に感謝。

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