高1→2の春休み)チケット詐欺に遭っていたらしい

子すずめは学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生でこの春高校3年生になりました。2022年4月からN高オンリー、N高純正品です。

高3に進級して、4月に入って少し経った後のとある日の20:30過ぎ、中国地方のある県の警察署から家の電話に、子すずめ宛の電話がかかってきました。子すずめのスマホにも同じ着信番号から日中に着信があったそうです。着信電話番号を検索してみると、中国地方のある県にある警察署だったそうです。

ちょうどN高通学コースの新学期登校準備期間で登校していたタイミングでの着信だったので、リアルタイムには電話を受けることができず。通学コースキャンパスにいる大人…メンターさんにも相談してみました。「心当たりあるん?」「中国地方のある県?最近行ってないし。なんか電車の中に忘れ物して警察署に届いたとしても、その県には届かないはずの所にしか出かけていないんだけどなあ…」「とりあえず、折り返してみなよ」と休憩時間中に折り返したものの、代表電話番号からなのでどこの部署の誰からの電話なのかがわからず、何もわからぬまま。その後18:00位にも数度スマホに着信があったけれど、電話に出れず。ということで、警察側も最終的に自宅の家電(イエデン)に電話をしてみた…ということらしい。

30分ほど警察の人と話をしていて、電話を切った後に、
「実は去年の4月(高1→2の春休み)に九州のライブでチケット詐欺に遭ってん。1万5千円。その犯人が捕まって、その人の余罪を追求中に私とのPayPayの取引履歴が出てきたらしくて、それで中国地方のある県の警察から電話が来た…ということです」
と、今更ながら1年前に被害に遭っていた事実を、今更ながら1年後の今、ホウレンソウ(報告連絡相談)されました。

通話中に警察の人が「チケット詐欺に遭った時に、親御さんに相談しなかったのか?」と尋ねている様子だったんだけど、「(被害額が)1万5千円だったので、(チケット詐欺に遭った)勉強代だと思って親には言わなかったし、被害届も出さなかった」返答しているのは耳に入ってきました。

子すずめは親が頼りにならないから親に言わなかったのか、親に言ったら叱られると思ったのか、とりあえずはチケット詐欺の被害に遭ったタイミングでは打ち明けてもらえなかった不甲斐ない親というのが…恥ずかしながら、私でございます。

子すずめが話してくれた警察との通話内容は…詐欺をした犯人は別件で逮捕され余罪取り調べ中だそうで、今年から社会人になるらしく、今、中国地方のある県の警察署に保護者と一緒に取り調べを受けているらしく、社会人として働いて稼いだお金で今まで詐欺をした人に返していく…と言っているそうで。たぶん子すずめと年齢がそう変わらない子ではないかと。今年から社会人って、18歳か、21‐22歳(短大卒や2年制専門学校卒)、22-23歳(大学生)くらいだと思うので…逆に考えると、親としては、「詐欺をした側でなくてよかった…」と思いました。そっち側である可能性もあり得るのだなと恐ろしくなりました。

今年から社会人になるタイミングで詐欺がばれた犯人側…チケット詐欺の時効が何年なのかは知りませんが、就職という人生の節目で罪が明らかになった場合、就職先から入社を断られることはないのか?と他人様のお子さん(詐欺の犯人)について逆に心配になりました。

電話を終えた後、子すずめに「まさかと思うけれど、あなた自身がチケット詐欺してたりしないよね?」と尋ねてみたところ…

「私は最低賃金の時給でのバイトをしていた身だよ?スキルも何もない若造が短時間で大金を手にできるなんてことはあり得ない、コツコツ最低賃金で地道に稼いでいくしかないってことは、肌身を沁みてわかってる。短時間で大金が稼げるという謳い文句のバイトは闇バイトか性産業だと思ってる。適正賃金以上が支払われる仕事はキケンだというのもわかってる。ラクしてお金稼ぎたいと思っていない、適正な賃金で働きたいとは思うけれど。だから他人をだましてまでお金が欲しいとは思わない。それにSNSやネットの世界もみんな匿名の世界だと勘違いしているけれど、ITスキル持っている人が見たらどこの誰が発信しているのかなんてすぐわかるものだと思ってる。だから私はネットに他人を非難するようなことは一切書かないし、ネットを使っての犯罪は絶対しない!」

だそうです。それまでにパパ活漫画をマンガアプリで読んでいた私は、「パパ活もやらんでほしい…あれは若さの浪費でしかない、自分の若さを色とカネの交換で浪費しないでほしい」と更なる念を押しておきました。ラクしてお金を稼ぎたいって思っていないと断じた子すずめを頼もしく思いますが、人間は状況によって考えや行動が変化してしまう、そういうイキモノだとも思っているので、子すずめの状況が「ラクして稼ぐ必要がないくらいの、そこそこの経済力に恵まれている状況」のままずっと続きますように…と祈るしかないよ、親としては。

もし子すずめが法を犯した場合は、早急に償ってほしいと思っています。隠すことは子の今後のためにもならないと思っていますが、でも実際にそういう状況になったら、[偽りの親心]が発動して隠ぺい工作に走りたくなってしまうかもしれません。今回の詐欺犯人の子の親御さんのお気持ちを想像すると…非常に辛い…詐欺犯人の子が更生できますよう、陰ながら祈ってます。

ところで。今回(昨年4月)の被害額は1万5千円(ざっくりと15時間労働に相当する価格)だったので、被害届を出さずに泣き寝入りをすると詐欺被害を放置した子すずめですが、被害額が大きかった場合は泣き寝入りすることは正しい道ではないと思います。さて、子すずめにとっていくらからが被害届を出す適切な金額なのか?ということを尋ねてみたいです。

最後に。今回、居住している都道府県ではなく中国地方の警察署から、自分自身も忘れかけていたチケット詐欺に関する電話をもらったことで、子すずめ自身は「悪事はいつか絶対ばれるんだな、と思った。日本の警察、優秀!警察のチカラをもってすれば、一市民の携帯電話番号や家の固定電話番号もわかっちゃうんだね、こわっ!PayPayの本人確認から突き止めたんだろうと思うけど、捜査目的ならPayPay側も警察に個人情報提出しちゃうんだろうねえ…」と思ったそうです。




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