高2冬)子すずめ自転車事故に遭う

子すずめは学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生でこの春高校2年生になりました。2022年4月からN高オンリー、N高純正品です。

昨日、推しが出演するドラマの原作漫画を読むために自転車に乗って颯爽と漫画喫茶へ行った子すずめ。その漫画喫茶からの帰り路、軽自動車と接触事故に遭いました。

自宅近くの幹線道路を自転車で走行中、某ファストフード店のドライブスルーから歩道を越えて左折しようとした軽自動車に、その車の助手席側(左側)から接触。車のボンネットの助手席側には、子すずめの轟天号(自転車)のカゴが当たったと推測される傷がつき、子すずめは自転車と共に左へ転倒。とりあえずは目立ったケガはしていなかった模様。お互い、接触したことに動転はしていたものの、警察を呼んで調書を取ってもらったそうです。

折しもその事故発生時に保護者である私は不在で事故現場に駆け付けることはできず。子すずめ本人からLINEで「事故に遭った」「警察に連絡してもらってる」「私には怪我がない」とメッセージが来ました。すぐに子すずめに電話し、交通の妨げになってるなら車を移動させて、警察の指示に従うよう、もし余裕があったら「生徒・学生向け総合保険」コールセンターへ電話するよう指示しました。「生徒・学生向け総合保険」の契約者カード(コールセンターの電話番号とか保険証券番号とか書かれている名刺大のカード)の写真を子すずめのスマホのアルバムの中に入れてもらっていて、何か事故に巻き込まれたらそのコールセンターに電話してプロの保険屋さんの指示に従うよう言い含めている(つもりな)ので、わからないことがあったらプロに頼ること、と都度都度、伝えていたのです。

事故の後、帰宅後もその日予定していた塾⇒バイトと予定を淡々とこなし、帰宅して、風呂に入った時に初めて自らの左体側についた内出血を見て、「接触した時に左側に自転車ごと倒れたんだけど、倒れたところは車道だったんだよね。後続車にはねられててもおかしくない状況だったんだ…って今、気づいた。大怪我してたかもしれないってこと、今になってひしひしと感じ始めた…」と言っていました。事故に遭ってすぐは、アタマもよく回らなかったようですが、冷静に考えるとぞっとしたようです。

不謹慎な感想なのだけど、私が個人的に「実におもしろい」と思ったのは、[軽自動車が歩道へ侵入してくるのが見えてた][でも停まれなかった]と子すずめが言っていたこと。私はそれを聞いて、「侵入してくるのが見えたなら、停まれや!!」と最初は思ったのだけれど、よくよく考えてみると、緊急時って時間の感覚がおかしくなるじゃないですか、物理的な時間にするとほんの数秒なのにそれがあたかもスローモーションに感じてしまうこと、ほんの数秒を自分の時間感覚では10秒近くあるように感じるってこと、ありませんか?「見えた」のは子すずめの体感では長く感じた時間だったかもしれないけれど、実際の所はほんの一瞬だったかもしれない。「見えた」のは視覚では長く感じる時間だったかもしれないけど、それに対する体とか手足の動きや反応はそんなに素早く動けなかったんだろうな、と思いました。緊急時には時間の感じ方はバグるんだな…

それと、事故直後は精神的に不安定というか高揚感がある…恐怖で心拍数が上がってドキドキしているのを、まるで「楽しいことにドキドキしている」ように勘違いしてしまって、不謹慎にも笑っちゃったり、本質ではない些末なことーーードライブスルーから出てきた相手さんの買っただろうハンバーガーが冷めちゃうよなあというようなことを警察の調書取っている間中ずっとぐるぐると考えてたらしいのだけど、そこは本質じゃないでしょってところを考えてしまったりするのも、ある意味では[事故直後の変な高揚感]の発露」だったんだろうなあ…

ところで。中高生の自転車乗りの子を持つ保護者の皆さん、自転車で接触事故を起こした時は、遅刻しそうだとか、その後に大事な予定が詰まっているという場合であっても、ちゃんと警察という「公けの第三者」を介入させるんですよ。お互い怪我がなかった場合でも、万一後からめんどくさいことになった場合に備えて(後から怪我の状況が悪くなったなど相手方に言われぬよう)警察には来てもらいましょう。事故った瞬間から、警察官が現着して、警察の調書取って…という一連のあれこれに2時間くらい余計な時間がかかるかもしれないってことを覚悟しましょう。もしお互いに怪我がない場合で、お互いの車両や自転車が交通の妨げになっているならば、近くで車を安全に停車させておける場所に移動しましょう。それと、まずはお互いの物損の確認をするんだ!自動車についたキズ、自転車の破損具合など、文明の利器であるスマホで撮影するんだ!あとから「実はここも壊れてました~」って相手に後出しじゃんけんされぬよう、お互い相手の被害状況を確認しておこう。今回の子すずめの場合、彼女自身が相手の車のキズを写真に撮っておいていたので、でかした!と思いました。あと、自転車であっても、お互いが動いていたところで接触した場合は責任分担が0にはならないので、自分の損害保険会社に連絡して、指示を仰ぎましょう。親なんかよりも、保険会社の事故対応の人の方が知識も経験もあるので、頼れるものなら頼っちゃいましょう。保険会社のヘルプデスクはプロなので、事故を起こした人がやっておくべきことを指示助言してくれます。保護者の皆さんは、何なら中高生自身に「生徒・学生向け損害保険」の契約者カードとか持たせておきましょう。中高生自身のスマホのアルバムに契約者カードの写真を入れておくのでもいい。

怪我がなくても事故発生から2時間は拘束される、怪我がなくても物損がある場合は損害保険会社とのやりとりで数時間手間がかかる…ということを考えると、事故には遭わないに越したことありません。

「バ先の先輩とか、通学コースのメンターとか『どうせ自転車の修理代を保険で処理するだろうから、がっつりもらっちゃえよ(うひひひ…)』的なゲスい励まししてくれる大人なんだけどさ、がっつりもらったからよし!ではなくて、本来別のことに使える筈だった自分の時間を持っていかれちゃうんだよね。それが地味に辛い。怪我がなくても事故はしたくなかった…」

というのが、今回、事故に遭って学んだ教訓らしいです。

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