高2秋)卒業後の進路戦略を練る

子すずめは学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校の通学コース生でこの春高校2年生になりました。2022年4月からN高オンリー、N高純正品です。

子すずめは高2秋の現時点で、学びたい分野がはっきりしています。その分野を学ぶためにはどんな進路戦略がありうるのか、割と大きな枠で考えています。

①大学進学して4年で卒業し、学士を取る
②4年制の専門職大学(専門学校)で高度専門士=学士相当を取る
③専門学校(2-3年制)、それと並行して通信制大学で学士を取る
④専門学校(2-3年制)の卒業後に、学びたい学部のある大学に3年次編入(卒業まで2年)して学士を取る

大学に進学できればいいというのではなく、「あの領域のことを学んで、一廉の者になったという証明が欲しい」という希望だそうです。なので、今大学進学のために勉強していること(いわゆる受験勉強)が間に合わずに大学受験がボロボロで希望の大学に進学できなかったとしても、高卒後の2年間で何とか挽回を遂げて、最終的には希望する分野のことを学べるようにと目論んでいます。4年とか6年という長い時間軸で見た時に、希望の分野に進めて学んでいられるように、戦略を立て、コツコツと努力しています。

道は一つではない。

頂上に登頂するには様々な旅程があるので、どこを選ぶか?第一希望の旅程を選ぶことができなかった場合でも、第二第三の迂回路から登頂できることを知っていることによって「進路に関しての気の持ちよう」がおおらかになって、「これしか道はない!」という変な焦りやいら立ちで頭が狂いそうにはならないことがありがたいと子すずめ本人は言っています。

退路が複数ある分、受験勉強のモチベーションがゆるくなるんじゃないの?と私自身はうがったことを思ったんですが、

「はあ?私は不登校して学習の遅れがある状況で高校生になったんだし、通信制高校の教科書なんて超簡単なものだからガチの進学校のレベルの教科書との差も激しすぎるという地点からの大学進学希望、マイナスからの出発なんだよ、私。くっそ不利な状況を闘わなきゃいけないんだよ。行く道筋は複数あるからと気を緩めてる場合じゃない、その中でもっとも学びが深くなる道を進みたいの!もちろん、親への経済的負担や自分へ課せられる奨学金ローンの負担ができるだけ少ないような道を歩みたいの!そんでもって、できれば大学進学して、院まで行きたいの!幸運にも希望の大学に合格できて滑り込めたとして、高校時代の勉強が足りな過ぎて大学進学後に勉強についていけないなんてシャレにならん状況に陥らないためにも、受験科目…その受験科目での基礎知識の上に大学の勉強が積み重なっていくんだから、その土台を作っていかなきゃいけない…その時間が足りていないってことの自覚があるから、モチベーションがゆるくなってる暇はないよ」と反論されました。

すげえ自立心!(自律心?)

たぶん入学後に「その学問領域へのアコガレが肥大化しすぎて、学びたい領域について夢を見過ぎていて、実際の現実の状況がわかっていない」というミスマッチは起こらない位、その分野の展望について調べ上げておりまして…。その学問を学んだ人は年収どれくらいなのか?どういうところに就職するか?まで調べてて…酸いも甘いも理解しつつ、その学問領域を学びたいんだそうです。

しかも、実は、子すずめは学びたい分野に関連する学会の「市民向け公開講座」に参加して、ご講演を聞き、実際にその道で研究している人がどんなお話をなさるのかを直に耳目にしているので…。

え?その学問分野のある大学や専門学校のオーキャン参加してるだけじゃなかったのかよ?と、家に無造作に置かれていた市民公開講座のチラシを見て、ちょっとビビりました。

子すずめはオーキャン行くたびに自主的に居残りして、大学や専門学校の講師陣や先輩陣からいろいろ話を聞いてきてて…その延長でオーキャン担当の先生からお名刺を渡されたり、「君、うちの大学に来なかったとしても、何年か後にこの業界のどこかでまた会いそうな気がする」とお声をかけていただいたらしくて。そのお言葉を心の拠り所にして、頑張っているようです。

だからといって、バイトを辞めて勉強一本!ではなく、バイトして遊ぶ金を稼いでは高速バスに乗ってライブ遠征したり、舞台遠征したり、遊びもしてるので…今はそのバランス配合で良いとして、来年はどういうバランスで生活してるんだろう?そんな状況で受験勉強追いつくのか?という問題もあったりしますが、本人なりに色々な経験をし、それを咀嚼して自らの栄養として立とうという意志が感じられるので、本人の自己決定権に任せますわ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?