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Puzzle Grand Prix 2020 Round 3, Recap

結果
23/23, 655点。順位はDomino Searchのprotestが落ち着くまで保留で。
3R終えて世界5位、NikolaZとWA1729に平均ベースで負けてて実質7位。TOP751のおかげで全然プレーオフ見える!!

事前戦略
PGPにおいて、大きな上振れラウンドが1つでもあることは非常に選手に有利なのである。去年は全く上振れなかったせいで22位に落ち込んだ。だが今年の僕は違うぞ!
というわけで、1Rで立てた作戦を捨てて、プレーオフ狙いに行きます。去年のプレーオフボーダーは3850程度、750が一発あれば残りの必要な平均は620点。残り6ラウンドで650, 640, 630, 620, 610, 600とか取れば達成できる。こう書くとなんだか行けそうな気がしてくる。600を死守し、上振れそうなら貪欲に行こう。
そう考えた上で、このラウンドは厄介。満点が747と低く、Casual系だけで200点近くあり、600点を目指すとしてどうしても戦略が窮屈になる。
前提として10-17, 20-23, 26-27を取ると476点。24番(Tower Defenseの1番)を取って490点。Casualを数個取らないと話にならない。算数系の1-3は取ることにして546点。残り時間を見て、十分時間があったらTower Defenseの2番を取りに行って、そのあとは余っているCasualを適当に。なかったら諦めて、Tower Defense以外全部取りに行く感じで。ジャンル的にかなり厳しいが、600は狙う。

BGM: Relient K - "MMHMM". クリスチャンロックというやつです。Begging you, begging you, begging you to be my escape~~

コンテスト開始

4 Column Dance (4), 2, 3 Coins (8, 12), 印刷込みで約3分
録画失敗。Column Dance 1は唯一目解き出来そうだったので解いた。Coinsは過去問の10点(2017-R5-C)よりも大幅に簡単。

1 Arithmetic Square (33), 1:30, 22.0 pts / min
ABは3数の和で2通りに表せる→23以下、かつ3数の積なので大きいほうから全部試すことにしたら一発で当たった。

17, 16 Hitori (29, 20), 5:04 + 2:31 = 7:35, 5.72, 7.95 → 6.46 pts / min 
17番: やらかしその1。初手が見えず2分ぐらい変な仮定に走って進まず、1全消し。その後初手(C4の4, 7)を発見したが白が確定する初手を間違って黒にしてしまい30秒無駄にして2全消し。あとは作業。
16番: やるだけ。スピードは出ない。
ひとくれは安定すると思ってたのに崩れた~最悪。

14, 15 Pentomino Division (31, 62), 2:50 + 6:24 = 9:14, 10.94, 9.69 → 10.07 pts / min
14番: 2017-R2-Bの問題をやったときはX全検で確定してしまった記憶があったのでさらっと盤面を探索したらXが1か所にしか入らなそうなので決め打つ。普通のブロック分割的に同種の文字の密集地帯を見て終わり。
15番: 高配点なのでXの探索をより丁寧にやった後は14番と結局同じ。パターンが多かったが流石に62点だしこれだけ消しても元は取れてるでしょ。

12, 13 Domino Search (24, 22), 3:45 + 3:14 = 6:59, 6.40, 6.80 → 6.59 pts / min
正直取りたくなかったが他の算数でないCasualよりはまだ早いだろうから取った。ゴミ。ユニークなドミノを探すパート実質Word Searchだし効率出ないのは当たり前なんだよなあ。

10, 11 Infection (21, 15), 2:06 + 1:20 = 3:26, 10.00, 11.25 → 10.19 pts / min
過去問(2018-R6)を見て引きがハマりやすい印象を受けたので、引きに行ってハマった。

27, 26 Statue Park (41, 21), 5:23 + 1:04 = 6:27, 7.62, 19.69 → 9.61 pts / min
27番: 最初は右上に固執して全然進まなかった。開始2分半でXの全検に出た結果Xが確定し、ついでに「黒マスが多すぎるので効率よく回収しないといけない」というのに気づく。そこから引いた。
26番: 27番同様、効率よく回収しないといけないことから引けた。

22, 23 Nurikabe (47, 54), 8:55 + 2:11 = 11:06, 5.27, 24.73 → 9.10 pts / min
22番: やらかしその2。焦って引きに行き過ぎてしまって崩れた。2全消しして、何とか落ち着こうとして理詰めよりで完答。
23番: 打って変わって引きのバランスが最高にうまくいった。一回頭を落ち着けたのがよかった。

20, 21 Nanro (46, 43), 3:00 + 6:06 = 9:06, 15.33, 7.05 → 9.78 pts / min
数コロと同様、引き重視で高効率。21番でパターン列挙ミスで消したり成立している盤面を勘違いで消したりしていてしょうもないがまずまず。

6, 7 Arrow Maze (15, 11), 1:54 + 1:07 = 3:01, 7.89, 9.85 → 8.62 pts / min
5 Column Dance (10), 1:25, 7.06 pts / min
この時点で残り約30分。Tower Defenseの2番を見ると丸の中には数字が全部入っており知らないロジックは出てこなそうなので、取れそうなCasualを先に埋めて足場を固めることにする。5番が一発で引けてラッキー。

24, 25 Tower Defense (14, 72), 2:35 + 18:24 = 20:59, 5.42, 3.91 → 4.10 pts / min
やらかしその3。大失敗。中央の6-8のカウンティングが見えたのになぜ5-7のカウンティングが見えないのか。左上の7から変な仮定に走ってしまった。2全消しして初めて気づいた。この時点でもう10分が経過している。そこからも普通にラテンだけで決まる数字を見落としてもう充足されている丸囲みの数字を見てしまったりひどい。2全消しした不安から2分近く見直してした。

この後はTiger in the Woodsを取ろうとして失敗、Word Search 1番でハタン、見直ししかやることがなくなって終了。

感想
去年だったら大喜びしていただろうが、冷静に分析してみると明らかなミスがそこかしこに見られる。600点という目標自体は大きく超えたのでよかった。
前半これだけのペースだったのに後半一気に沈んだのが大きな課題。残り25分で569点、余裕のフィニッシュペースだったのに、これを爆破してしまった。なんでカウンティング見えないかな。
最後の数分は見直しに集中するかCasualのうち1問に集中するかどっちかにするべきだった。後半は集中が切れてくる+得意なパズルがなくなるせいで時間の使い方が下手になりがち。
とはいえこのセットでも700が見えなくはないというのは評価できる。苦手目ラウンドでの600狙いは悪くない戦略に見える。次もこれで。

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