【資源】モーターが値上げするかもネオジム

レアアースの一種でモーター用磁石などに使われるネオジムの国際相場が続伸している。直近3カ月で約7割上昇し、1カ月前比でも約1割高い。脱炭素化の動きを強める中国で、最終用途となる電気自動車(EV)や風力発電の需要が増大し、相場を押し上げた。

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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業で開発した。同事業でトヨタはネオジムを減らしても性能を維持した省ネオジム磁石と、ネオジムの量は一定で性能を2倍に引きあげる超ネオジム磁石の2種類の磁石の開発に取り組んだ。18年に素材としての性能を確かめ、今般モーター用の部材に仕上げてサンプル供給を始めた。





トヨタ自動車と大同特殊鋼、高効率モーター用磁性材料技術研究組合(MagHEM)は、ネオジムの使用量を従来比2割から5割減らせるネオジム磁石部材を開発した。車載用モーターに部材として供給できるようになり、次世代モーターの設計で使える。ネオジム磁石は最強の磁石で、自動車やロボットなどの大出力モーターに使われる。自動車の電動化が進むと、膨大な量のネオジムが必要なため、新磁石部材の希土類(レアアース)の使用量削減が求められていた。

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業で開発した。同事業でトヨタはネオジムを減らしても性能を維持した省ネオジム磁石と、ネオジムの量は一定で性能を2倍に引きあげる超ネオジム磁石の2種類の磁石の開発に取り組んだ。18年に素材としての性能を確かめ、今般モーター用の部材に仕上げてサンプル供給を始めた。

https://newswitch.jp/p/25114

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